ガラスに代わる、コーティング樹脂ウィンドウ…高機能素材Week 2022

高耐候ハードコートが施された樹脂ウィンドウ。ポリカーボネート製で、コーティングしたあとで曲面加工などが可能という特性もある(高機能素材Week 2022)
  • 高耐候ハードコートが施された樹脂ウィンドウ。ポリカーボネート製で、コーティングしたあとで曲面加工などが可能という特性もある(高機能素材Week 2022)
  • 自動車パーツだけではなく、製品の特性がいかせるものには、いろいろ対応していきたいと担当者は語っていた(高機能素材Week 2022)
  • 豊田自動織機のブース(高機能素材Week 2022)
  • トヨタ・プリウスα
  • トヨタ・プリウスα
  • トヨタ・プリウスα
  • トヨタ86GRMN

12月7日から9日まで幕張メッセ(千葉市)で開催されている第13回高機能素材Week。材料・加工技術の総合展ということで、自動車の進化をけん引する『材料技術』が集結。約900にも及ぶメーカーが出展していた。

豊田自動織機のブースには、樹脂ウィンドウが展示されていた。この樹脂ウィンドウには独自開発のハードコートが施されており、屋外耐久性、加工性が向上している。重さがガラスの約半分しかなく、耐衝撃にも強いという特性がある。

ただし、樹脂は屋外で使用すると紫外線の影響で変色したり劣化が激しい。そこで同社は独自のハードコートを施すことで、10年近い耐候性を維持させることに成功した。また加工性も向上させているため、ハードコートした後でも、熱成形による加工が可能とのこと。自動車部品としてはルーフトップに使うといった用途に適している。


《関口敬文》

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