レクサス ES、最新マルチメディア搭載…欧州2023年型は8月から生産

クラウドベースのナビゲーションと音声アシスト

センターコンソールもデザインを変更

ハイブリッドの「ES300h」グレードを設定

レクサス ES の2023年モデル(欧州仕様)
  • レクサス ES の2023年モデル(欧州仕様)
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レクサスの欧州部門は6月30日、『ES』(Lexus ES)の2023年モデルを、日本に先駆けて発表した。8月から生産される予定だ。

◆クラウドベースのナビゲーションと音声アシスト

2023年モデルには、新しいマルチメディアシステムを採用した。クラウドベースのナビゲーションと、「Hey Lexus」と呼びかけて起動するオンボードアシスタント、ワイヤレスのApple「CarPlay」によるスマートフォン連携が備わる。

クラウドベースのナビゲーションを利用すると、リアルタイムの道路と交通情報にアクセスして、ドライブ計画を支援し、渋滞を回避できる。また、地域のガソリン価格と駐車場に関する情報にもアクセスできます。クラウド接続が失われた場合でも、組み込みナビゲーションがシステムを維持する。

2023年モデルでは、Hey Lexusと呼びかけて起動するオンボードアシスタントが採用された。これにより、運転中、音声指示による電話への接続、オーディオとエアコンの操作、インターネット検索を可能にする。19種類の異なるヨーロッパ言語を認識し、方言なども認識して対応することができる。たとえば、乗員が「寒い」と呼びかければ、キャビン内の温度が上昇する。

レクサス ES の2023年モデル(欧州仕様)レクサス ES の2023年モデル(欧州仕様)

◆センターコンソールもデザインを変更

センターコンソールもデザインを変更し、2つのカップホルダーを設けた。スマートフォンなどのワイヤレス充電器が、コンソールボックスの外側に配置され、アクセス性を向上させた。高解像度音源の再生用のUSB-Aポート、各種デバイスの充電用のUSB-Cポートが設けられている。

また、「DCM(データ通信モジュール)」をアップグレードすることにより、新しい接続機能を導入した。これにより、車両はモバイルネットワークやインターネットと通信できるようになる。さらに、「e-Care」にも接続できるようになった。

このサービスは、技術的な障害が発生した場合に、車両データを診断することにより、ドライバーにアドバイスを行う。レクサスは、e-Care の「Health Check Report」を通じて、車両を24時間365日監視し、データをディーラーが利用できるようにした。これにより、ディーラーが顧客と連絡を取り、理想的なタイミングで車両の整備をスケジュールすることができる。

DCMのアップグレードにより、顧客はスマートフォンアプリの「Lexus Link」を利用して、車両にリモートアクセスできるようになった。これにより、車両のドアを遠隔操作でロック、解除したり、あらかじめに冷暖房を作動したりすることができる。

レクサス ES の2023年モデル(欧州仕様)レクサス ES の2023年モデル(欧州仕様)

◆ハイブリッドの「ES300h」グレードを設定

2023年モデルには、ハイブリッドモデルとして、「ES300h」グレードを設定する。2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用する。

4世代目となるこのハイブリッドシステムは、アトキンソンサイクルの2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンに、電気モーターを組み合わせる。欧州仕様車の場合、エンジンとモーターを合わせたシステム全体で、218psのパワーを獲得。吸気効率の向上や燃焼室内の気流強化による高速燃焼により、世界トップレベルの熱効率を追求。高い動力性能と環境性能を両立するとともに、優れたレスポンスを可能にする。トランスアクスルやパワーコントロールユニットを導入。ハイブリッドの持ち味の燃費性能は維持しながら、ダイレクトな加速フィーリングを追求。二次電池はニッケル水素バッテリーで、高さを120mmコンパクト化。後席の下にレイアウトすることで、軽量化や低重心化に加え、荷室容量の拡大も可能にしている。


《森脇稔》

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