ポルシェは現在、主力スポーツカー『911カレラ/カブリオレ』992世代の改良新型を開発中だ。スクープサイト「Spyder7」は今回、両モデルの最新プロトタイプの姿をキャッチ。初めてインテリアを捉えることに成功した。
そのコックピットは、現行モデルがアナログメーターパネルなのに対し、フルデジタル化されていることが見てとれる。一方でセンターコンソールのレイアウトにはほぼ変化はなく、インフォテインメントディスプレイも同じサイズに見えるが、今後着手される可能性もあるだろう。
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エクステリアでは、フロントバンパーに開閉する垂直スラットを備えたアクティブシャッターインテークを装備しているのが特徴だ。角にあるランプは開発モデル専用の装備だが、この下には新設計されたLEDデイタイムランニングライトとターンシグナルが隠されているはずだ。
カブリオレの側面には、助手席Aピラーの上部にセンサーがあり、ワイヤーがフロントストレージエリアに通っている。またクーペの足回りにはホイールにセンサーが装着されており、車両ダイナミクスのテストと荷重データを測定していると思われる。
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クーペとカブリオレ両プロトタイプとも後部は完全にカバーで覆われており、ディティールは不明だ。しかし、バンパー中央のデュアルエキゾーストパイプがあることから、「911 GT3」にも搭載されている自然吸気4.0リットル水平方向6気筒ユニットの搭載が噂されている。さらにハイブリッドモデルもラインアップが確実となっている。
911カレラ、および911カブリオレ改良新型のワールドプレミアは、2022年後半と予想される。