ヤマハ トレーサー900GT、スロットル操作に引っ掛かりが生じるおそれ リコール

ヤマハ トレーサー900 GT ABS
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ヤマハ発動機は2月1日、大型ツアラー『トレーサー900GT』のスロットルグリップに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2021年3月9日~9月30日に製造された563台。

対象車両は、スロットルグリップの強度が不十分なため、車両を起こす際などにグリップを少し回転させた状態で外側方向へ引っ張ると、過大な力が加わり、亀裂が生じることがある。そのため、グリップを操作する時に引っ掛かり、最悪の場合、エンジン回転数の上昇・下降ができなくなるおそれがある。

改善措置として、全車両、スロットルグリップへ加わる力を軽減させるため、エンドグリップを対策品と交換する。また、スロットルグリップを点検し、亀裂が認められる場合は新品と交換する。

不具合は1件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

また同日、ヤマハ発動機株式会社の純正アクセサリー専門の子会社であるワイズギアからも、『MT-09 SP』用に販売したグリップウォーマーについて、同様の理由により自主改善の届け出があった。2021年5月28日~9月16日に出荷された99セットが対象となる。

《纐纈敏也@DAYS》

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