ボルボ、世界で3台しかないコンセプトモデルを日本公開---フルEVの C40

ボルボ C40コンセプトモデル
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ボルボ・カーズは100%電気自動車の『C40』を東京、ミラノ、ニューヨークで発表し、そのデザインコンセプトモデルを公開した。

XC40リチャージをベースに

新色、「フィヨルド・ブルー」を纏ったC40は、『XC40リチャージ』をベースとしたモデルで、サイズ的にもほぼ近いもの。そのデザインはサイドから見てリア部分がなだらかに下降するクーペライクなSUVといえ、現在流行りのスタイルである。
ボルボ C40コンセプトモデルボルボ C40コンセプトモデル
フロント周りはグリルがふさがれたような状態で、そこにボルボのエンブレム、アイアンマークが取り付けられた。リア周りは近年のボルボ共通のアレンジに近い。テールランプが左右に張り出すように配され、横方向での広がり感による低重心と安定性を覚えさせるものだ。
ボルボ C40コンセプトモデルボルボ C40コンセプトモデルボルボ C40コンセプトモデルボルボ C40コンセプトモデル
タイヤはフロント235/45R20、リア255/40R20サイズのコンチネンタル『Eco Contact 6』が装着されていた。
ボルボ C40コンセプトモデルボルボ C40コンセプトモデル
今回はデザインコンセプトモデルであるため、インテリアは搭載されていなかったが、その雰囲気から、ことさらEVを主張するものではなさそうだ。

毎年1車種以上の新型EVを搭載

今回の電動化戦略についてボルボ・カー・ジャパン代表取締役社長のマーティン・パーソン氏はそのポイントを、「2030年までにピュアEVのみのメーカーになること。そのピュアEVの販売はオンラインのみで行うこと」の2つを挙げ、これはグローバルでも日本でも同様だとした。その第1弾がこのC40なのである。

その意気込みは、「ボルボが世界のプレミアムEV市場にリーダーになるという意味であり、また、日本でもプレミアムEV市場にリーダーになるということだ」と強調。

このC40は、今年秋から、100%オンライン販売のみでスタート。「競争力が高く、分かりやすく、透明性のある魅力的な価格でご提供する」とマーティン氏。つまり、価格交渉などないワンプライスということだ。さらに最初の100台は、「いままでにない魅力的な、新しいスタイルのサブスクリプションとし、3ヶ月経てば解約も自由というもの」であるという。

そして今後として、「このC40を皮切りに、サスティナブルの追求、日本での電動化戦略も加速する。既に日本市場では、全モデルにPHEVを揃え、電動化の第一段階は完了。そして第2ステージでは、来年以降も毎年1車種以上の新型EVを導入し、2025年までにピュアEVの販売を35%以上に、そして2030年までにピュアEVのみを販売するブランドへと進化する」とコメントした。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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