ダイハツの軽乗用車『ムーヴキャンバス』。VWのバンを彷彿とさせるデザインを持つムーヴキャンバスは、“新感覚スタイルワゴン”を自称する。女性をターゲットにしたムーヴキャンバスだが、かわいいを全面に押し出さないデザインから、男性からの支持も厚いという。現在は、グレード体系を見直し衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を標準装備した一部改良モデルが販売されている。
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女性向け新型軽…丸みのあるシルエット
ダイハツ工業は、女性をターゲットとした新型軽乗用車『ムーヴキャンバス』を9月7日から販売する。
ムーヴキャンバスは、デザイン性と機能性を両立した新感覚のスタイルワゴンとして、自身のライフスタイルを楽しむ女性に寄り添う軽自動車とした。
エクステリアは、シンプルでおおらかな面構成による丸みのあるシルエットでナチュラル感を表現。インテリアもおおらかな面に包まれた、ナチュラルで居心地の良い空間を演出している。
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自己投資で成長に前向きな女性「育自ウーマン」にピッタリ!
ダイハツが自分のライフスタイルを楽しむ女性をターゲットにした新型軽乗用車『ムーヴキャンバス』を開発。9月7日に東京都内で発売イベントを実施した。
イベントには、マーケティングライターであり、世代・トレンド評論家の牛窪恵が登場。女性トレンド・ライフスタイルについてプレゼンテーションを行った。
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【試乗】女性だけのものにするのはもったいない…会田肇
ハイルーフ車はたくさんあるけれど、背が高過ぎて何となく生活じみている。もっと洒落た雰囲気のスライドドア付きモデルが欲しい。そんなユーザーの声に応えて登場した“新感覚スタイルワゴン”がダイハツ『ムーヴキャンバス』だ。
ライトブルーとホワイトの2トーンカラーに身を纏ったボディは、おそらく多くの人があるクルマを連想するだろう。かく言う私もその一人。でも、良いモノを現代流にアレンジして世にデビューさせることも重要と考える。その意味でキャンバスは実に良くできた“新感覚スタイルワゴン”に仕上がったと思う。言い換えれば、ターゲットにしている30~40代の未婚の女性ユーザーだけに使わせておくには、あまりにもったいないと思えるほどの出来映えだったのだ。
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最上位グレードのダイハツ「ムーヴキャンバス」G“メイクアップ SA II”(2WD)
【試乗】このクルマとなら新しい毎日がはじまりそうな予感…岩貞るみこ
アラフィーな私にしてみれば、某ドイツ車の懐かしきバンを彷彿させるたたずまい。でも、もっと下の世代にしてみれば、すごく新鮮でキュートなクルマに映るはず。
規格で決められているタテ×ヨコ×高さだというのに、これは今までになかったシルエットだ。さらにうまく演出するのはカラーリング。このクルマとなら新しい毎日がはじまりそうな予感がする。広告で使えそうなセリフだけれど、ほんとにそう思うのだからしかたない。
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【400km試乗】“可愛いからいいのだ”で押し通せる…井元康一郎
ダイハツ工業の軽トールワゴン『ムーヴキャンバス』で北関東を400kmほどドライブする機会があったので、ロードインプレッションをお届けする。
ムーヴキャンバスは同社のトールワゴン『ムーヴ』の変種。原型の持っているイカツさを排したコロッとしたファニー系デザインのエクステリアデザインと、シンプルカジュアルなインテリアによってイメチェンを図っている。特徴的なのは最安グレード以外の全てに設定された、フォルクスワーゲンの往年の名車『タイプ2』クラインバスを髣髴とさせる2トーンのボディカラーで、街中でもこの2トーンでないムーヴキャンバスは滅多に見ないというくらいの人気デコレーションとなっている。4WD(AWD:4輪駆動)と2WD(FWD:前輪駆動)が選べるがターボエンジンはラインナップされず、自然吸気のみというシンプルなラインナップだ。
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ムーヴキャンバス。VWタイプ2を彷彿とさせる2色塗りが可愛かった。
一部改良…スマートアシストIIIを標準装備、125万2800円から
ダイハツは軽自動車『ムーヴキャンバス』のグレード体系を変更し、全グレードで衝突回避支援システム「スマートアシストIII」を標準装備する。9月3日に発売予定だ。
ステアリングスイッチでワンタッチ操作による「パワーモード」への切り替えが可能な「D assist(アシスト)」や、ブラックインテリアパックを標準装備したグレードを追加した。