北陸新幹線長野-金沢間の並行在来線乗継割引が終了…JR側は所定運賃に 2020年4月1日

IRいしかわ鉄道関係では、金沢で連絡するJR北陸本線と、津幡で連絡するJR七尾線との特定区間で乗継割引が適用されている。
  • IRいしかわ鉄道関係では、金沢で連絡するJR北陸本線と、津幡で連絡するJR七尾線との特定区間で乗継割引が適用されている。
  • あいの風とやま鉄道関係では、高岡で連絡するJR氷見線と城端線、富山で連絡するJR高山本線との特定区間で乗継割引が適用されている。
  • えちごトキめき鉄道関係では、日本海ひすいライン~JR大糸線、妙高はねうまライン~JR信越本線(黒井方面)の特定区間で乗継割引が適用されている。
  • しなの鉄道北しなの線関係では、JR分の割引が廃止となるが、北しなの線内の割引は継続される。

JR西日本は12月26日、石川県のIRいしかわ鉄道(倶利伽羅~金沢)、富山県のあいの風とやま鉄道(市振~倶利伽羅)、新潟県のえちごトキめき鉄道(妙高高原~直江津~市振)への乗継割引を2020年3月31日限りで終了すると発表した。

乗継割引の対象となる3社は、2015年3月に北陸新幹線長野~金沢間が開業した際、並行在来線としてJRから分離された第3セクター鉄道として発足しているが、JR線との乗継ぎの場合、所定運賃の合算となると大幅に値上がりする区間が発生することから、「激変緩和措置」として開業から5年を目途に、特定の区間で双方の普通旅客運賃と定期旅客運賃へ乗継割引を適用してきた。今回の廃止は5年の経過を受けてのもので、JR側が所定運賃となる。

なお、JR東日本でも、しなの鉄道北しなの線(長野~妙高高原)への乗継割引を終了する。しなの鉄道側でも、北しなの線で行なってきた、運賃増加率をJR時代の1.5倍以内に抑える通学定期運賃の激変緩和措置を終了し、軽井沢~篠ノ井間のしなの鉄道線と同水準とするが、JR線やえちごトキめき鉄道への乗継割引は継続するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集