ポルシェ(Porsche)は9月11日、ドイツで開催中のフランクフルトモーターショー2019(Frankfurt Motor Show)において、ポリフォニー・デジタルとの戦略的提携を拡大すると発表した。
ポリフォニー・デジタルは、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの子会社で、『グランツーリスモ』シリーズをはじめ、車やバイクのゲームを中心に企画と制作を行っている。
両社の今回の戦略的提携の拡大では、「PlayStation4」用に開発されたレーシングゲーム、『グランツーリスモSPORT』に、2台の新しいポルシェ車が収録される。
2019年10月に予定されている『グランツーリスモSPORT』の無料アップデートによって、ポルシェ初のEVスポーツカー、『タイカン』がゲーム内で入手可能になる。両社は9か月にわたって共同開発を行い、計器類を含む細部までこだわったインテリアに加え、タイカンの独特のサウンドからサーキットでの運動性能まで、再現しているという。
また、ポルシェ『917』の50周年を記念した『917リビングレジェント』のデザインスタディが2020年前半、『グランツーリスモSPORT』に登場する。1970年にルマン24時間レースで初優勝して以来、ポルシェのモータースポーツ史上最も重要なレーシングカーとされる917が、収録される。
さらに、ポルシェのデザイナーが手がけた「ポルシェ ビジョン グランツーリスモ」を、2020年末までに収録する予定、としている。