【鈴鹿8耐】ヤマハ・ファクトリーが唯一の2分06秒台で予選トップタイムを記録

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No.21YAMAHA FACTORY RACING TEAM
  • No.21YAMAHA FACTORY RACING TEAM
  • No.634 MuSASHi RT HARC PRO.
  • No.87 Team GREEN
  • No.7 YART Yamaha Official EWC Team
  • No.12 ヨシムラ スズキ Shell ADVANCE
  • No.5 F.C.C. TSR Honda
  • No.104 TOHO Racing
  • No.17 TeamKAGAYAMA

鈴鹿サーキットで開催されている2016コカ・コーラ ゼロ鈴鹿8時間耐久ロードレースの公式予選が29日に行われ、No.21YAMAHA FACTORY RACING TEAMがトップタイムを記録した。

各ライダーが20分間の予選を2回ずつ行い、各チームベストタイムの順でグリッドが決定。そのうち上位10チームは30日に行われるトップ10トライアルへ進出できる。昨年はエントリー台数も多くA・Bグループに分けていたが、今年はエントリー70台と上限が設けられた分、グループ分けはなく70台が一気にタイムアタック。昨年以上にコース上が混雑した中でタイムを出さなければいけないというのが、注目のポイントとなった。

朝から気温30度を超える真夏日となった大会2日目。気温は最高で31度、路面温度も56度まで上昇する中で行われた予選1回目。ここで速さを見せたのが21番ヤマハファクトリー。まずは中須賀克行が2分06秒908をマーク。続くポル・エスパルガロも2分07秒333を記録しライバルを圧倒した。しかしアレックス・ローズはタイムアタック中に転倒しノータイムになる予想外の事態もあったが、チームは迅速にマシンを修復し、午後の予選2回目でも順調に走行。結局、中須賀のタイムがそのまま全体ベストタイムとなった。

2番手にはNo.634MuSASHi RT HARC PRO.が食い込んだ。午前中はなかなかタイムを伸ばせていなかったが、気温が落ちてきたところで高橋巧が2分07秒026をマーク。結果的に21番ヤマハファクトリーに0.1秒差まで迫った。3番手のNo.87TeamGREENは、レオン・ハスラムが活躍。昨年の金曜予選でトップタイムを記録し僚友の渡辺一樹を上回る2分07秒563を記録した。

4番手にはファクトリー体制で臨んでいるNo.7 YART Yamaha Official EWC Teamが2分08秒239で入り、ヤマハ勢が絶好調。

テストやフリー走行でも好調だったNo.12ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンスは2分08秒248で5番手に入り、スズキ勢トップタイムとなった。

また明日のトップ10トライアル進出をかけた10番手以内をめぐる争いも激化。なかでも10番手No.83TEAM JP DOGFIGHTRACING AUSTRALIAと11番手No.22SatuHATI Honda Team Asiaはわずか0.021秒差で決着。早くも熾烈な争いが繰り広げられていた。

明日は上位10チームのライダー2名が1周ずつのタイムアタックを行うトップ10トライアルが開催され、第39回大会のポールポジションが決定する。

2016鈴鹿8耐 公式予選結果
1.No.21YAMAHA FACTORY RACING TEAM(2分06秒908)
2.No.634 MuSASHi RT HARC PRO.(2分07秒026)
3.No.87 Team GREEN(2分07秒563)
4.No.7 YART Yamaha Official EWC Team(2分08秒239)
5.No.12 ヨシムラ スズキ Shell ADVANCE(2分08秒248)
6.No.5 F.C.C. TSR Honda(2分08秒403)
7.No.104 TOHO Racing(2分08秒426)
8.No.17 TeamKAGAYAMA(2分08秒474)
9.No.32 Moto MAP SUPPLY(2分09秒227)
10.No.83 TEAMJP DOGFIGHTRACING AUSTRALIA(2分09秒269)

《吉田 知弘》

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