トヨタ自動車は6月23日、ルマン24時間レースでの「TS050ハイブリッド」(5号車)のトラブルについて、ターボチャージャーとインタークーラーを繋ぐ吸気ダクト回りの不具合により、ターボチャージャーの制御が失われたことが原因だと発表した。
トヨタによると、不具合発生時、原因が特定されていない段階で、低下したエンジン出力を回復させるべく制御系の設定変更を試み、ファイナルラップを走り切ることができる状態となったものの、対応に時間がかかり、規定の6分以内にファイナルラップを終えることができなかった。
このトラブルの真因については現在ドイツ・ケルンのトヨタ・モータースポーツ(TMG)にて詳細を調査中。ただし、今回の原因が第2戦スパ6時間レースでのエンジントラブルとは無関係であることは明らかとなっている。