2016ルマン24時間レースは全体の4分の3にあたる18時間が終了。トヨタとポルシェによる白熱したトップ争いがまだ続いている。一つの難関でもあったナイトセッションが終了。16時間を過ぎるとサーキットはすっかり明るくなったが、コース上の各所ではトラブルが起きる。LMP1クラスで参戦していた4号車バイコレスがポルシェカーブで炎上。ドライバーは無事だったが、マシン回収のためスローゾーンが設けられることに。さらに平川亮が乗り込んでいた46号車ティリエ バイTDSレーシングがクラッシュ。マシンにダメージはあったが幸い自走できたため、ピットに戻ったが、修復に時間がかかり優勝争いから脱落してしまった。さらに他にも各コーナーでアクシデントのマシンが多発。事態収拾のためにセーフティカーが導入された。このタイミングを利用してトヨタ勢の2台が同時にピットイン。ドライバー交替など時間がかかりそうな作業をまとめて済ませた。また2台同時だったことでピットアウト直後から同チームでの接近戦に。ここは5号車のセバスチャン・ブエミの方がペースが良く6号車のマイク・コンウェイをパスしていった。レース再開して間もなく2号車ポルシェもピットイン。これで再び3台が接近してバトルをすることになった。夜明け前のスティントでは比較的ポルシェ側に勢いがあるような感じだったが、お昼に向かって気温が上がり始めた時間帯では逆にトヨタ勢が着実にリードを広げる展開になった。しかしレースは残り6時間も残っており、余裕と言えるタイム差ではない。最後はどちらが笑うことになるのか、まだまだ行方が定まらない状態だ。LMP2クラスは36号車シグナテック・アルピーヌが引き続きトップをキープ。LM GTE-Proクラスは82号車リシ・コンペティションのフェラーリ『488GTE』、LM GTE-Amは62号車スクーデリア・コルサのフェラーリ『458イタリア』がトップを快走している。2016ルマン24時間レース 18時間経過時点:順位<LMP1>1.#5トヨタ(281周)2.#6トヨタ(+26秒)3.#2ポルシェ(+53秒)4.#8アウディ(+1周遅れ)6.#7アウディ(12周遅れ)
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