今年の「ホンダ」はオフロード色を強調したブース展開が特徴だ。
まず目につくのは最近発売されたばかりの『CRF1000Lアフリカツイン』。“どこへでもどこまでも行ける”をコンセプトに開発された新世代アドベンチャーモデルで、88年に発売され人気を博した初代アフリカツイン同様、大陸横断ツアラーとしての高速巡航性能と本格的オフロード性能を両立しつつ全方位的にレベルアップを果たしている。
そして、早くもアドベンチャーイメージをより際立たせたコンセプトモデル『Africa Twin Adventure Sports Concept』が登場。ビッグタンクにブロックタイヤ、アルミハンドルポストにテルミニョーニ製フルエキを装備するなど、そのままラリーにも出られそうな雰囲気だ。
これ以外にもダカールラリーで活躍する『CRF450 RALLY』の実車や、『CRF250L』をベースにそのイメージを強く反映した『CRF250 RALLY』プロトタイプ、メガスクーターにアドベンチャーのスピリットを取り入れた都会派コミューター『City Adventure Concept』などが参考展示されるなど、アドベンチャー的世界観を満載。
また、空冷CBシリーズの新たな方向性を提案するコンセプトモデル『Concept CB』と『Concept CB Type II』が世界初公開。現行CB1100をベースに溶接跡のないフランジレスタンクやLEDヘッドライトを装備した進化版の位置づけだ。特にタイプIIはアルミタンクにオーリンズ製リヤショックとVFR800用フロントフォーク、ブレンボ製ラジアルキャリパー、2本出しアップマフラーを装備するなど“走り”強調したカフェレーサースタイルが印象的。ぜひ市販化してほしい一台だ。