日産自動車は10月1日、『Nissan GT-R LM NISMO』が、2016年シーズンのWEC(FIA世界耐久選手権)LM P1クラスに復帰すると発表した。Nissan GT-R LM NISMOは2015年2月に発表。2015年のルマン24時間耐久レースに参戦するために開発。パワートレインは、3.0リットルV型6気筒ガソリンツインターボエンジンに、エネルギー回生システムを組み合わせたハイブリッド。フロントエンジン、フロントドライブのFF車となる。直噴3.0リットルV型6気筒ツインターボは、「Nissan VRX 30A NISMO」と命名。ECU(エンジンコントロールユニット)は、コスワース製を採用した。トランスミッションは、5速シーケンシャル。エンジンとエネルギー回生システムを合わせたトータル出力は、およそ1250hp。ボディサイズは全長4645×全幅1900×全高1030mm。カーボンコンポジット製ボディパネルや、ポリカーボネイト製ウィンドスクリーンなどにより、車両重量は880kgに抑えられた。Nissan GT-R LM NISMOは、6月のルマン24時間耐久レースにおいて、エネルギー回生システムに問題が起き、エンジンのパワーだけで走行。この問題を解決するための開発テストに専念するため8月、今シーズンのWEC参戦を延期すると発表していた。そして10月1日、Nissan GT-R LM NISMOが2016年シーズンのWECの LM P1クラスに復帰することが決定。ニスモの宮谷正一 社長兼CEOは、「最高レベルでの戦いを約束する。勝利なしに喜びはない」とコメントしている。
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