タイでは大型モーターサイクルの販売が急増中。そんな中、ハーレーダビッドソンはランボルギーニ仕様のカスタマイズモデルを展示して注目を集めていた。ベースとなっているのは『スポーツスター』シリーズで、タンクにランボルギーニのエンブレムが貼られている。よく見ればボディ各所に「Lamborghini」そして「SV」の文字がある。ランボルギーニにおけるSVは「SUPERVELOCE」(スーパーヴェローチェ)の略で「超高速」の意味。各車種のハイパフォーマンス仕様に与えられる名称だ。これはハーレーダビッドソンの現地法人による独自のプロジェクトで、バンコク近郊のカスタムショップ「FATBOY DESIGN」が制作したもの。過剰な装飾はなく、どちらかといえばストイックな印象に仕上げられている。タンクやフェンダーはCFRPで作られ、クリアコートを施して艶やかさをアップ。その上にマットブラックのラッピングを貼ることで、引き締まったイメージのカラーリングとしている。シートの穴開け加工は、『アヴェンタドール』のテールランプの矢印グラフィックを模しているなど、細かい部分も凝っている。もちろん、これはあくまで「ショーモデル」であり、販売の予定はないとのことだ。