【BMW i8 試乗】 先進的ながら原始のハートを刺激するスーパーカー…諸星陽一

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BMW i8
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BMWの革新的スポーツモデル『i8』に乗る機会を得た。助手席10分、運転席10分のわずかな時間であったが、その感動は計り知れないものとなった。

大きく跳ね上がるガルウイングはスーパーカーの証。あり得ないほど太いサイドシルをまたいでドライバーズシートに乗り込むのは容易なことではないが、そんなことすら儀式と許してしまえるエキサイティングな出来事が待ち構えていた。

走り出す前にスタッフに操作方法をたずねたが「大丈夫です。普通のBMWと同じです」と言われる。そう、たしかに難しい操作はない、通常のBMWと同じようにセレクトレバーを操作し、パーキングブレーキを解除して走りだす。まったく普通に走れる…。

が、アクセルを踏み込んだとたんに世界が変わる。乾いたエンジン音が車内に響き渡ると、i8は怒濤の加速をはじめる。この加速感はまさにスポーツカーそのものなのだが、乗り心地は従来のスポーツカーと違う。路面の状況を確かにドライバーに伝えながらも、不快感を除去したしなやかさがある。この感覚、どこかで味わったことがあると記憶をたどり思い出したのが、マクラーレン『MP4-12C』。ビシッとした乗り心地は、市販車ではあり得なかった高剛性のボディから生み出されている。

i8の走りの楽しさの演出に大きく影響しているのがその乾いた排気音だが、じつはこの排気音はギミックで、スピーカーから流れている。本筋ではないが、これもありかな? と思わせてくれる。知らなければ完全に騙されるほどのできだ。まさにスーパーカーと呼ぶにふさわしいi8だが、価格も1917万円とスーパーカー。ここまで高いと買える人は限られている。ならばオススメ度も星5つだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活躍中。趣味は料理。
《諸星陽一》

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