JR各社、冬の臨時列車の概要を発表…帰省や初詣に合わせ増発

鉄道 企業動向

JR旅客6社は10月24日、冬季に運転する臨時列車の概要を発表した。12月1日から2015年2月28日までの期間中、年末年始の帰省や初詣などに合わせ、各地で臨時列車の運転や増発が行われる。

【新幹線】
全国の新幹線は、東海道新幹線が冬季で過去最多となる計3万975本(定期列車と増発列車の合計本数)を運転。1日あたりの平均本数は344本で、年末年始には前年より12本多い1日平均390本を運転する。JR西日本も、山陽新幹線で前年より151本多い計1217本を増発する。JR九州は、山陽新幹線直通の『みずほ』『さくら』と、九州新幹線内の『つばめ』を合わせ、計381本を増発する。

JR東日本の新幹線は、東北・山形・秋田・上越・長野の各線合計で期間内に1670本を増発。定期列車を合わせた総本数では前年より1%減る。上越新幹線が直通する「GALA湯沢スキー場」が12月20日に今季の営業を開始するのに合わせ、ガーラ湯沢行きの『たにがわ』『Maxたにがわ』を計311本運転する。

【在来線】
■JR東日本
在来線の特急・急行列車を期間内に計1799本増発。定期列車を合わせた総本数では前年比2%減となる。

年末年始の行楽地向け列車では、千葉~小田原間で485系改造車「ニューなのはな」を使用した快速『新春箱根初詣号』を1月17・18・24・25日に運転。同月24・25日には、高崎~熱海間で485系改造車「リゾートやまどり」を使用した快速『伊豆いで湯やまどり』も運転される。

伊豆方面への列車としては、2月21・22・28日に高尾~伊豆急下田間を結ぶ特急『はちおうじ踊り子81・82号』を運転。東京~伊豆急下田間では『成田エクスプレス』用車両のE259系を使用した特急『マリンエクスプレス踊り子』も12月から2月にかけて運転される。

元日の初日の出に向けた臨時列車も各地で運転。高尾・新宿・両国各駅から銚子駅への特急『犬吠初日の出』や、高尾~千倉間の特急『外房初日の出』、両国~千倉間の特急『お座敷外房初日の出』を運転する。伊豆方面へは新宿~伊東間の快速『伊東初日の出』、新宿~熱海間の快速『熱海・十国峠初日の出』、品川~伊豆急下田間の快速『伊豆初日の出』を運転する。このほか、新宿~河口湖間で快速『新春富士山初詣』、上野~いわき間で快速『常磐初日の出』を運転する。

臨時の夜行列車は、今春で定期運行を終了した上野~青森間の寝台特急『あけぼの』を12月29・30、1月3・4日に運転。夜行の快速列車では、東京~大垣間の快速『ムーンライトながら』を12月22~31日と1月1~4日に、新宿~白馬間(片道)の『ムーンライト信州81号』を12月26~30日に、それぞれ運転する。

このほか、12月5~7日には水郡線の全線開通80周年を記念した列車として、C61形蒸気機関車と12系客車6両、DE10形ディーゼル機関車の編成による快速『DL奥久慈清流ライン号』『SL奥久慈清流ライン号』が常陸大子~水戸間で運転される。

■JR西日本
年末年始と期間内の三連休を中心に計434本の臨時特急列車を増発。大阪・京都方面と北陸方面を結ぶ特急『サンダーバード』『ビジネスサンダーバード』は計148本、米原駅と北陸方面を結ぶ特急『しらさぎ』は計25本増発する。来春の北陸新幹線金沢延伸で在来線特急としては姿を消す予定の『はくたか』は計24本を増発する。

大阪~札幌間の寝台特急『トワイライトエクスプレス』は計117本を運転。このうち1月14・20・22・24日の大阪行きは、札幌発が16時12分、大阪着が16時53分で、運転時間が24時間を超える列車となる。東京~出雲市間の寝台特急『サンライズ出雲』は年末年始に増発。12月28日と1月3日に出雲市発の『92号』、12月29日と1月4日に東京発の『91号』を運転する。

このほか、特急列車では大阪と山陰方面を結ぶ『はまかぜ』、城崎温泉への『こうのとり』『きのさき』、関西空港への『はるか』、南紀方面への『くろしお』、鳥取への『スーパーはくと』をそれぞれ増発する。

■JR東海
年末年始や三連休を中心に、臨時特急列車を計255本増発。高山本線の特急『ひだ』は前年より15本多い計44本、名古屋と南紀方面を結ぶ特急『南紀』は年末年始に計32本を増発する。名古屋と信州方面を結ぶ特急『しなの』は、名古屋~松本間の『しなの82・85号』を年末年始に、名古屋~白馬間の『しなの81・84号』を1月2~4日に運転する。

このほか、名古屋と伊勢市を結ぶ臨時快速『みえ91号』を期間内の土休日や年末年始に運転する。

■JR北海道
期間内に計532本の臨時列車を運転。2015年度末に開業予定の北海道新幹線に関する準備などに伴い、本数は前年同期より106本減少した。

函館~大沼公園間では、12月の土・日を中心に蒸気機関車牽引による臨時列車『SLはこだてクリスマスファンタジー号』を運転。車内はリースなどでクリスマスの雰囲気に装飾し、サンタ姿の客室乗務員が案内するという。大沼公園発の列車はディーゼル機関車が先頭となる。蒸気機関車牽引による列車はこのほか、1月~2月に釧路~標茶・川湯温泉間で『SL冬の湿原号』を運転。1月17・18・24・25日は釧路~川湯温泉間、その他の運転日は釧路~標茶間の運転となる。一部の列車はディーゼル機関車牽引の『DL冬の湿原号』となる。

オホーツク海の流氷観光に向けた列車としては、2月5~22日に札幌~網走間で特急『流氷特急オホーツクの風』を運転。車両はリゾート車両を使用し、曜日限定の車内イベントや乗車証明書の配布も予定しているという。また、1月末~2月には網走~知床斜里間で『流氷ノロッコ号』を運転する。

このほか、札幌~函館間を函館本線の通称「山線」経由で結ぶ特急『ヌプリ』『ワッカ』や、札幌~旭川間の『旭川動物園号』の運転、その他特急の増発を行う。

■JR四国
初詣に合わせた臨時列車を各線で運転。12月31日から新年1月1日にかけては、高松・多度津~琴平間で普通列車を計4本運転するほか、1月1日~3日には臨時特急『やくおうじ』を高松~日和佐間(1号)、日和佐~徳島間(2号)で運転する。このほか、1月1日には徳島~日和佐間で普通列車を1本増発するほか、大麻比古神社(徳島県鳴門市)への参拝客に向け、1日~3日には最寄り駅の高徳線板東駅に特急『うずしお』計24本を臨時停車させる。

12月27~31日と1月2~5日は、予讃線の特急『しおかぜ』を岡山駅発着に変更。通常行っている高松~松山・宇和島間の特急『いしづち』との併結は行わず、『いしづち』は上りが宇多津~高松間、下りが高松~多度津間の運転となる。

このほか、年末年始期間に一部の普通列車を運休する。

■JR九州
年末年始や冬休み期間を中心に特急列車の増発・増結を行う。日豊本線の特急『ソニック』『にちりん』は小倉~大分間で計173本、長崎本線・佐世保線の特急『かもめ』は博多~長崎間で計168本、博多~佐賀間で計43本を増発。博多~ハウステンボス間の特急『ハウステンボス』は計476本を増発する。年末年始(12月26日~1月4日)期間内の増発本数は各線を合わせて計357本となる。

このほか、各地の初詣などに合わせた臨時列車の運転や臨時停車を行うという。
《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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