ボルボが、レーシングチーム「ポールスター」との共同開発により世に送り出す『S60 / V60 ポールスター』は、高性能モデルでありながら、サーキットやハイウェイなどの限られた環境だけでなく、あらゆるシーンでスポーティーな走りと快適なドライビングを体験できる「オールシーズンドライバーズカー」を目指したという。
S60 / V60の2015年モデルをベースに、50か所もの改良を施し、240以上の専用パーツを新規採用した。3リットルT6(直列6気筒)エンジンは、ボルグワーナー製の新ツインスクロールターボチャージャーを採用、タービンを大型化することで304hpから350hpへと大幅なパワーアップを図った。最大トルクは500Nm。専用チューニングによる6速ATは、ギアシフトを高速化、さらにローンチコントロールにも対応する。駆動方式はAWDだ。
足回りは専用のポールスター20インチアルミホイール、ミシュラン・パイロットスーパースポーツ、オーリンズとの共同開発によるショックアブソーバー、ブレンボの6ピストンキャリパー(フロント)などを組み合わせる。
エクステリアは、風洞実験を重ね生み出されたフロントスプリッター、リアディフューザー、リアスポイラーなどで武装。フロントグリル、リアゲートには「ポールスター」のエンブレムが配される。
インテリアは、本革/ヌバックのコンビネーションスポーツシートを採用。シートのほかステアリングのステッチにポールスターの鮮やかな水色を配置。スポーツペダル、フットレストにはアルミを採用。また、ボルボ車の特徴であるセンターコンソールはカーボンファイバー製とし、高級感とスポーティさを両立した。
写真ではV60ポールスター(レーベルブルー)を紹介する。価格は819万円、限定60台のみの販売となる(S60は799万円、限定30台)。