ドイツの高級車メーカー、メルセデスベンツが4月20日、中国で開幕した北京モーターショー14で初公開した『コンセプト クーペ SUV』。同車の公式映像が、ネット上で配信されている。
コンセプト クーペ SUVは、『Mクラス』のクーペ版として、近い将来市販される新型車を示唆したスタディモデル。メルセデスベンツはBMW『X6』を意識しており、Mクラスに派生クーペを投入することで、X6に対抗する
コンセプト クーペ SUVのルーフラインは、ボディ後部に向けて、緩やかにカーブ。筋肉質なボディラインを備えており、ワイドフェンダーの奥には、305/45R22サイズの大径タイヤを収めた。リアエンドは、『Sクラスクーペ』に導入したのと、同じデザイン手法を採用。
ボディサイズは、全長4935×全幅2044×全高1739mm、ホイールベース2916mm。Mクラス(全長4810×全幅1925×全高1795mm、ホイールベース2915mm)と比較すると、コンセプト クーペ SUVはクーペボディらしく、全高が約60mm低い。
搭載エンジンは、新世代の直噴3.0リットルV型6気筒ツインターボ。すでに、欧州仕様の『SLクラス』に採用されたこのV6は、最大出力333ps/5500rpm、最大トルク48.9kgm/1400-4000rpmを発生。トランスミッションは9速ATの「9G-トロニック プラス」。駆動方式は、4WDの「4マチック」を組み合わせた。
メルセデスベンツのBMW X6に対する回答と受け取れそうなコンセプト クーペ SUV。同車の公式映像は、動画共有サイト経由で見ることができる。