民間調査会社のオートデータ社は12月3日、11月の米国新車販売の結果をまとめた。総販売台数は124万5325台。前年同月比は8.9%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが21万2060台を販売。前年同月比は13.7%増と、2か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、40.9%増の1万4405台と3か月連続で増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』も、前年同月比12.1%増の3万4386台と、2か月連続で前年実績を上回る。
トヨタを上回り、3か月連続で2位のフォードモーターは、18万9705台を販売。前年同月比は7.1%増と、16か月連続の前年実績超え。主力SUVの『エスケープ』が、0.1%増の2万0998台。主力中型セダンの『フュージョン』は、51%増の2万2839台と、4か月連続で増加した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』も、16.3%増の6万5501台と好調が持続。
クライスラーグループは、ホンダを抜いて3か月連続の4位。その販売台数は14万2275台で、前年同月比は16.1%増と44か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、22%増の2万9635台と引き続き好調。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、70%増の1万1288台と大きく伸びた。
日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが、17万8044台を販売。前年同月比は10.1%増と、2か月連続で前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、5.6%増の3万0386台と、3か月ぶりに増加。新型を投入した『カローラ』は0.8%減の2万2434台と、4か月ぶりに減少。新型『RAV4』は1万9447台を販売し、前年同月比は56.5%増と、大幅増を維持する。
5位のホンダは、11万6507台を販売。前年同月比は0.1%減と、2か月ぶりに前年実績を下回る。主力車の中では、『アコード』が3.2%増の2万7093台と、3か月ぶりに増加。『CR‐V』は2万3509台を売り上げ、前年同月比は5.3%増と、2か月連続で前年実績を上回った。『シビック』は2万6291台にとどまり、前年同月比は12.6%減と、6か月ぶりに減少。
日産は、引き続き6位。その販売台数は10万6528台で、前年同月比は10.7%増と、2か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』が2万4604台を販売。前年同月比は21.2%増と、3か月ぶりに前年実績を上回る。『セントラ』は、62.5%増の1万1664台と大きく増加。一方、SUVの新型『パスファインダー』は6801台にとどまり、前年同月比は16%減とマイナスに転じている。