三菱 アウトランダー PHEV でラリー走破… 「違う次元で車が変わっていく」

エコカー EV

「アジアクロスカントリーラリー2013」参戦報告会
  • 「アジアクロスカントリーラリー2013」参戦報告会
  • 左から三菱自動車の益子修社長、青木孝次氏、石田憲治氏、増岡浩氏
  • 「アジアクロスカントリーラリー2013」参戦報告会
  • 「アジアクロスカントリーラリー2013」参戦報告会
  • ドライバーの青木孝次氏
  • コドライバー石田憲治氏
  • 「アジアクロスカントリーラリー2013」参戦報告会
  • トークショーに参加した増岡浩氏
タイ-ラオスの約2000kmを6日間で走破する「アジアクロスカントリーラリー2013」に、三菱『アウトランダーPHEV』で参戦したドライバーらが26日、参戦報告会を開催した。競技の結果は、四輪車の参加台数20台中で総合17位と、電動車両によるラリー初参戦で完走を果たした。

今回参戦したアウトランダーPHEVは、ラリーでの耐久性能を確認する意味合いも強く、ロールケージやアンダーガードの安全対策、川渡りに必要な各部のシーリング処理等以外、ほぼ市販状態での参戦。

また、このアウトランダーPHEVは、エンジンは主に発電を担当していて、ほぼレンジエクステンダーEVと言ってもいい仕組み。プラグインであるため外部からの充電もできるのだが、今回のラリーでは現地での外部充電はすることなく、ほぼエンジンからの発電で2000kmを走りきったという。

トークショーでは、電動車両でのラリー参戦に関して、ドライバーの青木孝次氏は「電気的なトラブルがなかったのが不思議なぐらい、そのへんは自信を持っていいと思います」、コドライバー石田憲治氏は「(アウトランダーPHEVは)今までのラリーのチューニングやセッテイングとは違う次元で車が変わっていくので、びっくりしました」と、その印象を語った。

アウトランダーPHEVでは、前後にモーターを搭載する電動4WDシステムを採用している。

コンピュータープログラムで車が変わる印象について、石田氏「(参加)初日は、ラリーの走り方もいままでのアクセルを踏んで滑らしたり、ブレーキでフェイントをかけてという走り方が、この車はコンピューターが賢くてできないんです。それで、電気の方と相談してみたら、明くる日がまた全然違うんです。今までのラリーチューニングではいろいろ外したりなんなりしていたのですが(そういったものが必要なく)、ラリー仲間が皆見ているので評判を聞いてみましたが、この車はすごく速くなっていきましたよ」と話した。

イベント後、今回のラリーについて青木氏に話を聞くと、青木氏「毎日が勉強です。ガソリン車やディーゼル車のような走り方をしていては追いつかないので、バッテリーの充電量に合わせて走るように考えて走るようにしました」と語る。

車両の制御システムの変更ポイントについては、青木氏「システムの方でも、エンジンが発電するタイミングや駆動系のシステムを見直してもらっています。回生ブレーキは舗装道路では非常に有効なのですが、ダートのような滑りやすい路面だとタイヤがロックしてしまうこともあるので、すぐに回生をゼロになるように改良してもらったり」。

「駆動系に関しては、ラリーではコーナーでも速度を落とさないで前に出るように出るように走りたいので、S-AWCはそのままのセッテイングではコーナーでブレーキがかかってしまうため効きを緩くしてもらったりして、40~50km/hでクリアしていたコーナーが70km/hぐらいでいけたり、高い領域までセッテイングが出来たと思います」と話した。

「ラリーで得られたノウハウが市販車開発に役立つのか?」と聞いてみたところ、青木氏は「応用してもらいたいですね。“タイヤによってモードを3つぐらい作ってもらったら、面白いよなあ”とメカニックの人とは話してました」と明かした。
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