台風18号で不通の鉄道各線、徐々に復旧

鉄道 企業動向

国土交通省が9月18日15時時点の情報としてまとめたところによると、台風18号の影響で運休している鉄道路線は復旧が進み、運休中の路線は10社局13路線となった。

JR線は、18日15時の時点でJR北海道の根室本線(花咲線)厚岸~根室間、JR東日本の花輪線好摩~鹿角花輪間、男鹿線追分~男鹿間、奥羽本線八郎潟~東能代間、飯山線森宮野原~戸狩野沢温泉間、JR東海の飯田線天竜峡~平岡間、JR西日本の小浜線東舞鶴~若桜高浜間が運休。このうち男鹿線は既に運転を再開しており、花輪線と小浜線も19日から全線で運転を再開する。

花咲線は別保~茶内間で土砂の流入とバラストの流出の被害が発生しており、飯山線は横倉~森宮野原間で中条川橋りょうの橋脚の一部が損傷した。飯山線を管轄する長野支社は橋りょう付近の補強作業を行うとして当面の間、戸狩野沢温泉~森宮野原・十日町間でバスなどによる代行輸送を行うとしている。

JR以外の鉄道路線は、18日15時の時点でIGRいわて銀河鉄道のいわて銀河鉄道線滝沢~いわて沼宮内間、京阪電気鉄道の京津線御陵~浜大津間、京都市交通局の東西線烏丸御池~小野間、信楽高原鐵道の信楽線貴生川~信楽間、嵯峨野観光鉄道の嵯峨野観光線トロッコ嵯峨~トロッコ亀岡間、六甲摩耶鉄道の六甲ケーブル線が運休している。

いわて銀河鉄道線は19日から全線での運転を再開する見込みだが、一部に徐行区間があるため列車に遅れが生じる。京都市営地下鉄東西線は19日正午から運転を再開する見込み。嵯峨野観光線も19日の始発から運転を再開するが、途中のトロッコ保津峡駅は駅に接続しているつり橋が損傷しているため、同駅での乗り降りは当面できない。六甲ケーブル線はトンネル上の山が崩壊しており、バスによる代行輸送が行われている。

《草町義和》

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