【ホンダF1復帰】実戦まで2年弱、今後の最大注目点はドライバー人事か

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第1~3期のホンダF1マシンが本社前に勢揃い。第4期は第2期に近い参戦スタイル(パワーユニットをF1チームに供給)となる。
  • 第1~3期のホンダF1マシンが本社前に勢揃い。第4期は第2期に近い参戦スタイル(パワーユニットをF1チームに供給)となる。
  • ホンダとの共闘会見に来日した、マクラーレングループのマーティン・ウィットマーシュCEO。
  • 1989年のマクラーレンMP4/5・ホンダ。この年からF1は全車NAエンジンとなった。写真:MOBILITY LAND
  • 2008年のホンダは低迷、このシーズン限りで第3期参戦にピリオドを打った。写真:Honda
  • 現在のマクラーレンのエース、ジェンソン・バトン。写真:MOBILITY LAND
  • 会見場に姿を現した、ホンダの伊東孝紳社長。
  • 会見に臨んだ、ウィットマーシュCEO、伊東社長、本田技術研究所の4輪レース担当・取締役専務執行役員である新井康久氏(左から)。
  • 第3期唯一の優勝を成し遂げた、2006年型ホンダRA106。
16日、2015年シーズンからのF1復帰を正式発表したホンダだが、現段階での決定事項は「マクラーレンへのパワーユニット供給」という点のみ。2015年の開幕戦までには2年弱という時間があり、今後も様々な動きが話題を呼びそうだ。

やはり最大の注目点はドライバー人事だろう。F1界の実態が、ある意味で「契約はあってなきが如し」ともいえることは周知の通り。最近は以前ほどなんでもアリではなくなっているが、いろいろな面で状況が変われば、お金でなんとか解決、という不文律はある程度以上に健在だ。つまり、2年弱もの長い時間のうちには、それこそいろいろな状況変化と動きが予想される。

マクラーレンの現在のエースはジェンソン・バトン。2008年までホンダ(当時はシャシーもホンダ)で走っていたバトンは、ホンダが撤退したことで英国現地のチーム組織が生まれ変わったブラウンGPに残留し、09年にチャンピオンを獲得。そして10年にマクラーレンへと移籍した。

ちなみに09年のブラウンGPはメルセデスエンジンを搭載して走り、翌10年からはメルセデスのワークスチームへと再度生まれ変わっているのだから、ホンダ、メルセデス、マクラーレンを巡る縁というのも複雑だ。マクラーレンは1995年から一貫してメルセデスエンジンで走っているが、メルセデスが自前のチームを構えたこともあり、新規定となってパワーユニットの優劣が大きく戦況を左右すると予想される14年以降に向けては、別のパートナーを欲していた。今回の最強タッグ再結成には、そういう事情も絡んでいる。そこに、14年以降のF1は環境技術ともリンクしやすい、という参戦意義を見出したホンダが、経済状況の回復もあって復帰を決断、お互いにいい相手が見つかったわけである(マクラーレンは14年まではメルセデスと組む)。

現在のマクラーレンのもうひとりのドライバーは、昨年までザウバーで小林可夢偉のチームメイトだったセルジオ・ペレス。ドライバーとしての能力に加え、母国メキシコの大手スポンサーの支援もある若手有望株だ。バトンとペレスが現段階では最有力候補、ということになるのかもしれないが、それこそトヨタ育ちの可夢偉起用というウルトラCがあってもいい?

また、現在のF1界では大規模メーカーの単独パワーユニット供給というかたちは見られないため、15年開幕に向けては複数チーム供給の話も多方面で進むことが予想される。
《遠藤俊幸》

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