ベントレーモーターズジャパンから発表された、『コンチネンタルGTスピード』は、330km/hの最高速を誇るが、それに見合ったストッピングパワーも備えている。
ベントレーモーターズジャパンマーケティングPRマネージャーの横倉典さんは、同車試乗会会場にて、「330km/hという最高速は、ほぼクルマとしての限界に達していますので、あとベントレーとして注力しなければいけないのは、止めることなのです」という。
「おそらく乗用車としては最大の域に入ると思いますが、フロントで405mmのアイアンのディスクローターが付いており、オプションで420mmとさらに大きいカーボンセラミックのディスクも用意できます」と話す。
その性能は、「330km/hから0km/hまで急ブレーキを踏むと、10メガジュールというエネルギー量が発生します。この熱量は、一般的なイギリスの家庭の消費電力の6時間分にあたるという、非常に大きな熱量なのです。それをきっちり受け止められるだけのブレーキ容量を持たせています」と述べる。また、8ピストンキャリパーが付いていることから、「安心して乗ることが出来るブレーキとなっています」と語った。