ドイツに本拠を置くトヨタの欧州モータースポーツ部門、TMGは11月27日、TMG『スポーツ650コンセプト』の概要を明らかにした。実車は11月30日、ドイツで開幕する世界三大カスタマイズカーショーのひとつ、エッセンモーターショー12で初公開される。TMGにはF1をはじめ、モータースポーツから得た豊富なノウハウがある。そのノウハウを市販車に注入。レクサス『LS』の高性能モデルを提案したのが、TMGスポーツ650コンセプトだ。ベース車両には、大幅改良を受ける前の「LS460」を選択。4.6リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、TMGスポーツ650コンセプトでは換装されている。TMGは、ベースとなるV8エンジンの排気量を4969ccと公表。このことから、レクサス『IS-F』用の2UR-GSE型5.0リットルV8と推測できる。TMGスポーツ650コンセプトでは、このV8エンジンを2個のターボチャージャーで過給。最大出力は650psを獲得する。これはIS-Fの423psに対して、227psもの上乗せだ。足回りは、ドイツ・ニュルブルクリンクで熟成。エアロダイナミクス性能は、TMGの風洞実験施設で煮詰められ、専用のスポイラー類が装着される。TMGによると、TMGスポーツ650コンセプトの最高速は、320km/hに達するという。現時点では、このスポーツ650コンセプトの市販計画は公表されていない。TMGは「ロードゴーイングのスーパースポーツカー。また、サーキット走行も楽しめるハイエンドリムジン」と表現している。
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