アウディは8月9日「デジタルリアビューミラー」を市販車に採用すると発表した。
このデジタルリアビューミラーは、2012年のルマン24時間耐久レースを制した「R18」シリーズ用に開発されたもの。厳しい走行環境に置かれる耐久レースにおいて、常にクリアな後方視界を得るのが目的で、ドライバーの疲労軽減に貢献した。
ルマンでの成果を踏まえ、アウディは今回、年内に少量生産を開始するEVスポーツカー、『R8 eトロン』に、デジタルリアビューミラーを標準装備することを決定。同車は『R8』をベースに、EVパワートレーンを搭載したスポーツカーである。
デジタルリアビューミラーは、車両後部に超小型カメラを内蔵。このカメラが捉えた映像をデジタル化して、コクピットへ送信。室内のルームミラーの位置に置かれた7.7インチの大型モニターに、後方視界を映し出すシステムだ。