約1か月のサマーブレイクに入るF1。前半戦最後となるハンガリーGP予選は、圧倒的な速さを見せたルイス・ハミルトンがメモリアルポールを獲得。以下、ロータス、レッドブルが地力を見せた格好だ。
ポールポジション
ルイス・ハミルトン(マクラーレン)
「明日のレースは特に秘密なんていうものはないよ。他のドライバーと条件は同じだ。頭は冷たく保ってタイヤを傷めないように気をつけるだけだ。タイヤ戦略が非常に重要だし、タイヤのデグラデーションがどう出るか興味がある」
「ジェンソン(バトン)が(ドイツGPの)アップグレードの効果を示したから、明日は僕も同じ分け前にあずかりたいね。明日は長いレースになるだろう。何が起こるかわからないが、あくまでもクールさを失わずに行きたい」
「このウィークエンドは、明らかにペースに乗れていたから、不可能ではないと思っていたけど実際に良い結果が出せて良かった。今の調子のを考えると、むしろポールポジションが取れなかったらがっかりしていただろう。取り落とさずに済んでうれしいよ。これがモーターレーシングというものだよ。この結果に浮かれているとかではなく、これからやらなければならないこともちゃんと理解はしている。このウィークエンドが反撃の始まりとなるようにしっかりやるつもりだ」
予選2位
ロマン・グロージャン(ロータス)
「非常に密集した予選で、最終的にどの辺に落ち着くかが読めなかったので、結果フロントローが手に入って良かったよ。前回ホッケンハイムのウィークエンドは調子が悪かったし、金曜日のプラクティスもベストではなかった。夜通しで対策をした結果、土曜日午前中のプラクティスでは良いフィーリングが掴めた。非常にうれしいし、2番手という結果に少し驚いている。決勝レースはどうなるだろうね」
予選3番手
セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
「レッドブルにとっては厄介なセッションだった。これは狙ったとおりの予選結果ではないし、最初からリズムを掴むことができなかった。予定より多くのタイヤを消費してしまい、Q3では新品1セットしか残っていなかった。走行そのものは悪くなかったけど、フィーリングが予想以上にQ2の終わりから一変して、後一歩踏み出すことができかなったんだ。ロマン(グロージャン)は手の届く距離だったけど、ルイス(ハミルトン)はさらに一歩遠い存在だった。ハンガリーはオーバーテイクが難しいけど、スタートで上手くやる可能性はあるだろう。タイヤの使い方が勝負を分けるだろうね」