昭和の“普通のクルマ”に会える…駄知旧車館オープン

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駄知旧車館
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完全復元(フルレストア)した昭和30年代、40年代のクルマを展示する駄知旧車館が5月18日、岐阜県土岐市駄知町にオープンする。

この施設はダイハツやマツダ、そしてボルボのディーラーを展開する地場企業、中根モータースのグループ会社が作ったもの。ここ10年ほどの間に板金整備スタッフの技術研鑽の一環として復元作業してきた車両を、3フロア1580平米の新築室内展示場にゆったりと展示し、一般公開するものだ。

展示されているのは、レストア1号車として手がけた1987年式のパンサー・リマ、1952年式のメルセデスベンツ『タイプ220』、1969年式ボルボ『アマゾン』の輸入車3台と、初代、2代目、4代目『クラウン』、初代、2代目『ブルーバード』、3代目『コロナ』、『117クーペ』、2代目『ローレル』、ケンメリの『スカイライン』、昭和40年代のダイハツ『ミゼット』と『フェローマックス』、大ヒットした初代『ミラ』、マツダの三輪車、『ポーター』、『キャロル』、ホンダ『N3』など21台。

レストアのベース車はすべてオーナーから無料で寄贈されたもので、特別に珍しい車両ではなく、その昔、ごく普通に走っていたものばかり。それゆえ、逆に今ではほとんど程度の良いものが無くなってしまったクルマが多く、駄知旧車館は昭和の国産車のアーカイブとして貴重な施設となっている。

中根モータースの中根達人社長は「良きクルマ文化を残し、旧車施設での町おこしにも貢献したいと思います。同時に、当社のレストア技術をご覧いただき、今後は積極的にレストア業務も受注していきたい」と話す。

オープン初日の18日から3日間は10時から17時まで公開している。以降は、一週間程度前までの予約で随時オープンする予定。見学の場合は予約が必要となる。中央道土岐インターチェンジからはクルマで約15分。

駄知旧車館
岐阜県土岐市駄知町1410
TEL:0572-59-2161

《水野誠志朗@DAYS》

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