ホンダの米国法人、アメリカンホンダモーターは1日、米国ラスベガスで開幕したSEMAショー11において、『アコードクーペV6 HFPコンセプト』を初公開した。
同車は、北米専用車の『アコードクーペ』(『アコードセダン』は日本で『インスパイア』として販売)をベースに、HPD(ホンダ・パフォーマンス・デベロップメント)が高性能化を図ったコンセプトカー。車名の「HFP」とは、ホンダ・ファクトリー・パフォーマンスの略で、ホンダが米国で展開する純正アクセサリーシリーズを指す。
アコードクーペV6 HFPコンセプトのハイライトは、エンジン。3.5リットルV型6気筒ガソリンユニットは、スーパーチャージャーで過給。さらに、高性能吸排気システムが採用された。
この結果、最大出力は335ps、最大トルクは39.4kgmを獲得。ベース車両に対して、64ps、4.7kgmのパワーアップを達成する。
現時点では、同車の市販計画はない。アメリカンホンダモーターは、「アコードクーペのパフォーマンスの潜在能力を、顧客にアピールするのが狙い」と説明している。