全体相場は反落。フランス国債の格下げに対する観測などから、前日の欧米市場が急落。外為市場では対ドル、対ユーロで円高基調が続いており、寄り付き後は輸出関連株を中心に売りが勝った。
ただ売り一巡後は、アジア市場が堅調な動きとなったことも安心感を誘い、引けにかけて買戻しで持ち直す展開。平均株価は前日比56円80銭安の8981円94銭で取引を終了。再び9000円大台を割り込んだ。
円相場が1ドル=76円台、1ユーロ=108円台の高値圏で推移したことが嫌気され、自動車株は軒並み安。
トヨタ自動車が59円安の2851円と5日続落。時価総額が昨年11月2日以来約9か月半ぶりに10兆円を割り込んだ。日産自動車が26円安の709円と反落し、ホンダが93円安の2569円と続落。
全面安の中、いすゞが2円高の348円と8日ぶりに小反発。