プジョーは11日、新型車『508RXH』の概要を明らかにした。ステーションワゴンの『508SW』をベースに開発されたクロスオーバーだ。
ステーションワゴンベースのクロスオーバーとしては、ボルボが『V70』をベースにした『V70XC』を投入。アウディも、先代『A6アバント』に『A6オールロードクワトロ』を用意していた。プジョーも同様のカテゴリーに、508RXHで打って出る。
508SWからの変更点としては、ワイドフェンダーや専用18インチアルミホイールによって、足元のたくましさを強調。フロントバンパーには、左右に3本ずつのLEDライトが配されたのが目を引く。プジョーによると、これはライオンの爪をイメージしたものだという。
また508RXHには、プジョーのハイブリッド、「ハイブリッド4」を採用。エンジンは2.0リットル直列4気筒ターボディーゼル「HDi FAP」で、モーターと合わせて最大出力200ps、最大トルク45.9kgmを獲得。駆動方式は4WDとなる。
欧州複合モード燃費は23.8km/リットル、CO2排出量は109g/km。モーター単独で走行できるEVモードのおかげもあり、高い環境性能を実現している。
508RXHは、9月に開幕するフランクフルトモーターショーでワールドプレミア。欧州では、2012年春に発売される。現行プジョーのラインナップにおいて、最上級車の位置づけだ。