スバルラリーチームUSAは29日、米国カリフォルニア州において、2011年モデルの『インプレッサWRX STI』がベースのラリーマシンを初公開した。動画共有サイトでは、そのテスト映像が公開されている。
インプレッサWRXSTIは2011年モデルで大幅な改良を受けたが、ラリーマシンもそれに準じて外観を変更。市販車とは異なり、エンジンは2.5リットルから日本向けの2.0リットル水平対向4気筒インタークーラー付きターボに換装された。このエンジンはVPレーシング製のコンピューターをはじめ、数々の専用チューンを受けており、最大出力500ps以上、最大トルク77.4kgm以上を発生する。
トランスミッションは、クロースレシオの5速ドグミッション。EXE‐TC製のヘビーデューティー・ラリーダンパーは、走行ステージに応じて、車高や減衰力などの細かい設定が可能だ。
この最新ラリーマシンは31日(日本時間8月1日)、ロサンゼルスで開催される「Xゲーム16(スーパーラリーXゲーム)」でデビュー。スバルラリーチームUSAのエースドライバー、トラビス・パストラーナ選手によるテスト映像は、動画共有サイトで見ることができる。