著名な女流演奏家による電子バイオリンやチェロなどを使った生演奏をはじめ、パーソナルモビリティの『i-REAL』や『Winglet』なども抽選で試乗ができる、中央ホールのトヨタ自動車のブースは目玉企画の少ない今回の東京モーターショーの中ではなかなかの人気スポット。
いつもステージ周辺は二重、三重の輪が出来るほどの黒山の人だかりになる。しかし、生演奏は少し離れていても聴くことができるが、肝心の演奏家の熱演ぶりやパーソナルモビリティのデモ走行などは、最前列以外は人の隙間からしか見えないため、やや不満が残る来場者も多い。
その理由は、今回のステージの高さが車両の展示コーナーと同じフラット状態に設計されているからだ。日頃は何かと「お客様目線」を大切にするトヨタだが、ステージまで同じ目線になるように低くすることはないと思われる。顧客満足度を高めるには“カイゼン”が必要かも……。