【池原照雄の単眼複眼】ハイブリッドで競うトヨタとホンダ

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◆180万円台からの『インサイト』

ハイブリッド車(HV)をめぐるトヨタ自動車とホンダの攻防が熱を帯びそうだ。ホンダは2月上旬にコスト低減を反映した新型『インサイト』を発売、量販モデルに育成する構えだ。

HVで先行してきたトヨタは5月に3代目となる新型『プリウス』を投入するが、当面は現行のプリウスも併売する。現行モデルは装備などを見直して割安な価格設定とし、インサイトへの対抗モデルとも位置づける。

2月5日に発表されるインサイトは、ベースモデルが180万円台と、国内販売されるHVでは初めて200万円を切る。約229万円からとなっている同社の『シビックハイブリッド』に比べても40万円程度安くなり、HVの課題だったコストを大幅に改善した。


◆全ホンダディーラーで「先行予約」開始

世界市場の急落という激変に見舞われている自動車産業で「次の100年を見据え、ハイブリッドの本格普及に向けた第1弾」(福井威夫社長)と位置づけている。春からは主力の北米市場にも投入、世界で年20万台の販売をめざしていく。

ホンダは先週から、全国内販売会社を通じた「先行予約」の受付を始めた。ライバルのプリウスの新モデルが投入される5月までに攻勢をかけ、受注を1台でも多く積み上げる作戦だ。

ただ、3月までの新車登録については「障害」も出ている。4月から環境対応車を対象に自動車取得税と自動車重量税の免・減税が実施されることになり、HVについては取得税と当初3年分の重量税が免除されるからだ。

このため、インサイトの登録は4月以降に本格化するものとみられる。ただ、代替時期の関係で3月までの登録を望むユーザーもいるため、商談では免税分を考慮する必要も出てきそうだ。


◆プリウスは現行モデル併売で対抗

一方、トヨタの新型プリウスは高速走行時の燃費改善を狙い、エンジンを従来の1.5リットルから1.8リットルに変更する。燃費は現行モデルより良くなるものの、価格は現状並みか若干高くなる見通しだ。

同じHVでも、ホンダのインサイトよりは上級モデルとなる。だが、トヨタにとってプリウスはHVのエントリーモデルであることに変りない。そこで、価格面でインサイトに対抗する手段として、現行モデルの併売を打ち出す。

両社の競り合いが必至だが、冷え込んでいる国内市場の活性化には、販売第一線のヒートアップが必要だ。
《池原照雄》

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