見やすいラリービュー。カーナビライクな操作性を実現
インクリメントP「MapFan ナビークル」は、NTTドコモ903i以降のGPS機能搭載機種を対象に提供される月額315円の有料サービスで、ケータイナビとしての使い勝手を追求している点が大きな特徴だ。独自のインターフェースである「ラリービュー」をはじめとして、画面を縦方向(通常、ケータイを見る方向)で使う場合の画面の見やすさに配慮されている。
市販ナビやPNDにも地図データを提供している同社だけあり、画面の表示内容や音声誘導など、ケータイナビとしての使いやすさに配慮されている。地図描画はシンプルなものの、「助手席ナビとして何を表示することが必要で、何が不必要か」が考え抜かれたもので、そのシンプルさが使いやすさにもつながっている。
◆渋滞情報や駐車場などリアルタイム情報も充実
ナビークル最大の特徴とも言えるのが、“ラリービュー”と呼ばれる表示モード。2km先(高速道路では4km先)までの進行方向が画面の右側に縦で表示されており、右左折方向の把握が事前にでき、あわせてレーン情報も表示されるので、多車線のある幹線道路も走りやすい。
目的地検索はスポット名や住所、郵便番号、電話番号、周辺施設など、フルナビと変わらない項目となる。通信を利用していることもあり、駐車場検索は一部のコインパーキング(タイムズ、リパーク)で満空情報にも対応している。
自車表示にはクルマだけでなく、オリジナルキャラクターの足に車輪が着いたビークル犬が表示可能と、ケータイナビに遊び心を与えている。
◆iMapFanとのサービス統合で利便性アップ
2月1日には地図サービスのiMapFanとサービス統合するとともに、同時にアプリを2.1にバージョンアップ。リルート時のルート品質の向上や、iMapFanとの連携機能を強化した。また、「ぐるなび」や「ココメモ」データの詳細情報にも対応し、割引きクーポンの入手を行うことはもちろん、目的地検索にも利用できる。
また3月には「駅探」と提携し、乗換サービスの無料提供を開始。総合ナビサービスとしての機能を充実させつつあるのも見逃せないところだ。