JDパワー・アンド・アソシエイツの2006年ファクトリーインストールナビゲーションび使用と満足度調査によると、最もユーザーの満足度が高いのは、リンカーン『ゼファー』に装備されたパイオニア製ナビゲーションだという。
調査は使用の容易さ、ルーティング、システムの外観、システムのスピード、音声ナビ、ディスプレイスクリーンの6項目で行われた。
トップとなったパイオニア製品は特に使用の容易さ、ルーティング、外観などでの評価が高かった。また次点にはアルパイン製、デンソー製が選ばれた。
米国でもナビゲーション使用は2000年以降6倍に増えており、かつては高級車に限られていたナビシステムは、大衆車にも搭載される時代に突入している。
また今回の調査では、ナビシステム付きの新車を購入したオーナーの95%が「リアルタイムの交通情報へのアクセスを求める」と答えたが、現時点でこうしたオプションを持つモデルは非常に限られている。また、交通情報へのアクセス手段として人気が高いのはサテライトラジオで、40%以上のオーナーが「エキストラの価格を払ってもリアルタイム交通情報を得たい」と答えている。
満足度の高かったナビゲーションと搭載モデルは、2位がアキュラ『TSX』搭載のアルパイン製、3位がアキュラ『RL』搭載のアルパイン製、4位がレクサス『IS』搭載のデンソー製、5位がリンカーン『タウンカー』搭載のデンソー製、以下18位までを搭載車種は違うがこの3つのメーカー製品が占めている。ナビゲーションの分野でも日本メーカーの圧倒的優位は変わらないようだ。