J.D.パワー ジャパンは10月23日、2025年日本中古車セールス顧客満足度調査の結果を発表した。
総合満足度の調査平均スコアは683ポイント(1000ポイント満点)で、前年比プラス5ポイントとなった。ファクター別では「店舗施設・サポート」が687ポイント、「契約手続き」が685ポイント、「納車」が684ポイント、「商談」が681ポイントだった。
●購入価格と車の状態が中古車購入時の強い関心
中古車購入者が検討時に重視していた項目では、「車の購入価格」(73%)と「車の状態」(62%)が上位を占めた。実際に購入した車を選ぶ際に気にしたことでは、「修復歴」(63%)が最も高く、次に「外装/外観の汚れや傷」(55%)、「走行距離」(54%)が続いた。
●車の持つ魅力を多面的に訴求、顧客満足度向上の鍵に
顧客が商談を通じて感じた購入車の魅力点として、「車の状態」が52%、「車の購入価格」が43%で上位2項目に挙げられた。いっぽう、「燃費のよさ」(30%)、「走行性能」(25%)、「最新技術/機能の装備」(18%)など、車の機能・性能や装備面の魅力は十分伝わっていない実態がみられた。
魅力に感じた点の数と商談における満足度との関係をみると、魅力点が1つのみの場合の満足度は594ポイント、2つの場合は657ポイントと、いずれも全体(681ポイント)を下回った。いっぽう、魅力点が3~6つの場合には満足度は全体を上回る水準に達し、さらに7つ以上で全体より50ポイント以上上回る高い評価となった。




