気になるニュース・気になる内幕——今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2002年9月13日付
●01年政治資金収支報告、企業・業界献金ランキング、1位日本鉄鋼連盟、2位日本自動車工業会、5位トヨタ、13位ホンダ、14位スズキ(朝日・5面)
●上級「フィット」でトヨタに対抗、1.5リットル版きょう発売(朝日・13面)
●マツダと日野がリコール届け出(朝日・37面)
●ホンダ、ベトナムでの低価格バイク現地生産危機(毎日・10面)
●マンションなどの他段式立体駐車場、今どきの車が入らない(毎日・17面)
●車450台を1人の名義で不正登録、警視庁、中古車販売ブローカー逮捕(毎日・28面)
●転ばぬ先の杖、「安全な車」開発に走る(産経・11面)
●自動車部品メーカー、株価が好調推移(産経・11面)
●日産、盗難防止装置の採用を拡大(日経・13面)
●職種ごとの賃金要求、トヨタ労組検討へ(日経・15面)
●マツダ、「ASローマ」とスポンサー契約(日経・15面)
●日産、河西工業株も売却(日経・19面)
ひとくちコメント
総務省が2001年の政治資金収支報告書を公表した。「献金、大幅に減少」(朝日)、「パーティー収入、過去最高の137億円」(東京)などと、きょうの各紙が政治資金の収支明細を分析し、大きく取り上げている。
このうち、企業・団体献金は長引く景気低迷に加え、政治資金規正法の改正で2000年から政治家個人への供与が禁止されたことで引き続き減少傾向が続いている。それでも、業種別では、自動車業界の献金額が全体の27.6%でトップ。献金額が最も多かった企業はトヨタ自動車で6440万円だったが、前年比では1.6%ダウン。逆にホンダは前年比3.3%増の3100万円、スズキは同10.7%増の3012万円とホンダと肉薄している。
エコカーの試乗会や自工会主催の懇親パーティーなど、永田町のセンセイが多忙のなか多数出席するのもこの献金額をみれば納得できる。