【インプレ'04】松下宏 日産『ティーダ』 快適さを最重視した新世代コンパクト
大きめのドアは乗り降りがしやすく、乗り込むとゆったりサイズのシートが迎えてくれる。太股を支える部分が出っ張りすぎるような気もするが、座り心地は悪くない。
【インプレ'04】松下宏 オペル『アストラ』 特筆モノのシャシー性能
新型『アストラ』では快適性と高いアクティブセーフティを両立させたIDSと呼ぶシャシーシステムが特筆される。
【インプレ'04】松下宏 スズキ『スイフト』 欧州車を感じさせる硬めの乗り味
搭載エンジンは1.3リッターと1.5リッターで、ともに可変バルブタイミング機構付きの自然吸気DOHC。1.3リッターは91ps/12.0kgmの実力で、箱根の山道などではもう少し力が欲しいという気分にさせられるが、市街地で走るならこれでじゅうぶんの印象。
【インプレ'04】松下宏 ホンダ『レジェンド』 先進装備をスポーティにまとめ上げた立役者
搭載されるV6 3.5リッターエンジンは、国産車として初めてエンジン出力の自主規制枠超えて300psのパワーを発生するが、パワーの出方はスポーツカー風のものではなく、高級車らしい滑らかな力強さとして表現される。
【インプレ'04】松下宏 トヨタ『マークX』 速さ際だつミディアムセダン
『マークX』の300系に乗ると“速い!!”という印象を受ける。同じV6 3リッターの直噴エンジンを搭載する『クラウン』に比べ、70kgくらい軽く作られているので、加速フィールには大きな違いがある。
【インプレ'04】松下宏 日産『フーガ』 やんちゃな演出もあるLクラスサルーン
350GTスポーツパッケージは19インチタイヤを装着し、アクティブリヤステア(従来の電動スーパーHICAS)を備えるなど、『フーガ』らしいスポーティな走りを実現したモデル。
【インプレ'04】国沢光宏 オペル『アストラ』 華より実のしっかり詰まったクルマ
ヨーロッパでVW『ゴルフ』より売れているモデルながら、日本でのブランドイメージは薄い。乗ると決して悪いクルマじゃないのだが、ゴルフのような過剰品質感なく、いい意味でも悪い意味でも日本車風。
【インプレ'04】国沢光宏 スズキ『スイフト』 正統派のコンパクトハッチ
妙ないい方かもしれないけれど、これまでの『スイフト』はスズキが真剣に開発したクルマじゃなかった。もちろん一生懸命作ったろうけれど、走りやクオリティ面で世界のトップレベルと戦えるポテンシャルを持たせることは目標にしておらず(コスト面は世界一を目指してたと思う)。
【インプレ'04】国沢光宏 ホンダ『レジェンド』 欧州プレミアムと同列に語れる一台
アメリカでベンツ『Eクラス』やBMW『5シリーズ』の上級グレードと正面から戦おうと開発しただけあり、なかなか質感高い。Dレンジをセレクトしアクセル踏むと、とってもスムーズなのだ。高級車の味=滑らかさだと考えていいだろう。
【インプレ'04】国沢光宏 トヨタ『マークX』 ひさびさに実感した80点主義の出来
おそらくトヨタの技術者は100点のクルマを目指して開発したんだと思う。しかしでき上がった『マークX』を見ると、ひさびさにトヨタらしい80点主義のクルマだった。
