今年10月、東京都立川市内の市道で、都立高校に教諭として勤務する59歳の男が起こした飲酒運転を原因とする軽傷人身事故について、東京地検八王子支部は7日、この男を危険運転致傷罪で起訴した。現役の教師が危険運転罪で起訴されるのは異例だという。
今月2日、千葉県松戸市内で登校中の小学生に対し、故意にクルマを突っ込ませ、殺人未遂容疑で逮捕された32歳の男について、千葉地検松戸支部は20日、「男の刑事責任能力に問題あり」と判断。不起訴処分とし、裁判所は同日付けで鑑定入院命令を出した。
今年3月、福岡県川崎町で定員外乗車したクルマが電柱に衝突、7人が死傷した事故について、福岡地検飯塚支部は13日、クルマを運転していたとみられる18歳の少年を危険運転致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪で起訴した。
昨年12月に福岡県北九州市小倉南区内で発生した交通事故について、検察庁・福岡地検小倉支部は2日、事故で死亡した35歳の女性は、同じ事故で重傷を負った27歳の男が首を絞めて殺害を図っている最中に事故に遭ったと判断。男を殺人罪で起訴した。
昨年12月に青森県野辺地町で発生した死亡事故について、青森地検は13日、事故は助手席に同乗していた女が、運転していた男に口移しでチョコレートを食べさせ、これが原因で著しい前方不注意状態になったと判断し、2人を逮捕していたことを明らかにした。
今年1月、東京都江戸川区内で発生した飲酒運転を起因とする7人死傷の路外逸脱事故について、東京地検は3月31日、運転していた男が酒に酔っていることを認識しながらクルマを貸したとして、同乗していた35歳の女を道路交通法違反の罪で在宅起訴した。
昨年7月、福岡県大牟田市内でタクシーが雨でスリップして電柱に激突、3人が死亡した事故について、福岡区検は3月31日、タクシー会社と、この会社の社長など2人を道路交通法違反や道路運送車両法違反容疑で略式起訴した。タクシーの後部タイヤ2本は極端に磨耗した状態だった。
昨年8月、福岡県福岡市東区内の市道で、泥酔運転の乗用車がRVに追突し、このRVが橋から転落して幼児3人が死亡する事故について、このRVを運転していた男性(遺族側)が5日、加害者側友人3人の不起訴を不当とする申し立てを福岡検察審査会に行った。
昨年8月、福岡県福岡市東区内の市道で、泥酔運転の乗用車がRVに追突し、このRVが橋から転落して幼児3人が死亡した事故について、福岡地検は21日、一審の福岡地裁判決を不服として福岡高裁に控訴した。翌22日には被告側も量刑不服を理由に控訴している。
昨年11月、千葉県成田市内の県道で速度超過状態から強引な追い越しを掛けた際、対向車と正面衝突する事故を起こし、6人を死傷させたとして18歳の少年について、千葉地検は18日、この少年を危険運転致死傷罪で起訴した。
2005年11月に熊本県熊本市内で発生した交通死亡事故について、熊本地検は16日、25歳の男を業務上過失致死罪で熊本簡裁に略式起訴した。昨年7月に熊本検察審査会によって不起訴不当の議決がなされており、これを受けて再捜査していた。
2002年12月に岡山県岡山市内で発生した死亡交通事故について、岡山地検は20日、業務上過失致死で検察審査会が不起訴不当を議決した23歳の容疑者(事件当時18歳)について、嫌疑不十分を理由として4回目の不起訴処分を決めた。
昨年12月に茨城県潮来市内で発生した貨物車と原付バイクの出会い頭事故について、土浦検察審査会は17日、乗用車を運転していた71歳の男性に対する不起訴処分を不当とする議決を行った。原付バイクを目視した段階で回避を行うことができたと判断した。
2002年12月に岡山県岡山市内で発生した死亡交通事故について、岡山検察審査会は13日までに不起訴不当の議決を行った。この事故で不起訴不当の議決が出るのは今回が3回目。同一案件で3回の不起訴不当議決は過去にあまり例がないという。
今年1月、広島県廿日市市内の国道2号で逆走起因の事故を起こし、順走車を運転していた男性に重傷を負わせた33歳の男について、検察庁・広島地検は21日、危険運転致傷と道路交通法違反の罪で起訴した。逆走を故意によるものと判断している。