飲酒運転起因の事故、危険運転罪で起訴

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今月2日、広島県広島市安佐南区内の県道で飲酒運転を行い、自転車に乗っていた男子高校生をはねた死亡させたとして、自動車運転過失傷害で逮捕されていた44歳の男について、広島地検は23日、危険運転致死罪で起訴した。

問題の事故は2011年5月2日の午後9時35分ごろ発生している。広島市安佐南区大町西3丁目付近の県道を走行していた軽乗用車が対向車線側へ逸脱し、道路右側を走行していた16歳の男子高校生が乗る自転車に衝突。高校生を屋根部に乗せた状態で約100mに渡って走り、対向してきた別の軽乗用車と正面衝突した。

この事故で男子高校生が全身強打で死亡。警察は運転していた44歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕したが、男は飲酒検知を拒否。このため血液を強制採取して調べたところ、高濃度のアルコール分を検出した。後に男は2件の飲食店で酒を飲んだことを認めている。

警察は「アルコールの影響で正常にクルマを運転できる状態ではなかった」と判断。危険運転致死容疑で送検していたが、検察も酒酔い状態だったと判断。男を危険運転致死罪で起訴することを決めた。

《石田真一》

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