今年1月、北海道旭川市内の市道で76歳の女性をひき逃げしたとして逮捕された警察庁の技官を務める41歳の男について、旭川地検は19日、この男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)の罪で起訴した。
2010年2月、香川県綾川町内の国道32号で後続車を巻き込む事故を起こしたとして、自動車運転過失致死罪に問われていた27歳の男性に対する判決公判が7日、高松地裁で開かれた。裁判所は男性に注意義務は無かったとして、無罪としている。
昨年10月、広島県広島市佐伯区内で歩行者をクルマで故意にはねて死傷させたとして、自動車運転過失傷害などの容疑で逮捕されていた24歳の男について、広島地検は21日、罪状を殺人と殺人未遂容疑に変更。事故当時の心神喪失状態を認めて不起訴処分とした。
今月中旬、奈良県葛城市内の南阪奈道路下り線を走行中のタクシーから乗客の男性が誤って転落し、後続車にはねられて死亡した事件について、奈良地検は24日、道路交通法違反で逮捕されていたタクシー運転手を嫌疑不十分で不起訴処分とした。
9月下旬に京都府八幡市内の府道で乗用車を暴走させ、集団登校中の小学生5人を負傷させた同市内に在住する19歳の少年について、京都地検は15日、容疑を危険運転致傷に切り替え、同容疑の非行事実で京都家裁に送致した。
昨年7月、愛知県名古屋市南区内で発生した死亡ひき逃げ事件を起こし、道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で不起訴となった30歳代の男性について、名古屋第一検察審査会が「不起訴不当」を議決していたことがわかった。議決は4月25日付け。
今年3月、東京都大田区内を走行していた大型トレーラーの荷台部分が対向車に衝突。対向車を運転していた男性が死亡した事故について、東京地検は4月5日、トレーラーを運転してた45歳の男を危険運転致死などの罪で起訴した。
11月下旬、宮城県仙台市青葉区内の国道48号で軽乗用車を泥酔状態で運転中に工事現場へ突っ込む事故を起こし、作業員ら4人を死傷させた20歳の男について、仙台地検は14日、この男を危険運転致死傷罪で起訴した。
今年11月に北海道旭川市内で発生した飲酒運転と信号無視を原因とする死傷事故を起こしたとして、自動車運転過失致死傷や道路交通法違反(酒酔い運転)で逮捕されていた22歳の男について、旭川地検は10日、罪状を危険運転致死傷罪に切り替えて起訴した。
10月中旬に愛知県春日井市内で発生した死亡事故について、名古屋地検は「事故は運転者の脱法ハーブ摂取が原因で発生した」と判断。自動車運転過失致死容疑で送検されていた30歳の男を10月30日に危険運転致死罪で起訴した。
今年8月、岡山県和気町内の山陽自動車道上り線で、タイヤがパンクしたことで停車していた乗用車に追突し、車外に出ていたクルマの乗員4人を死傷させた44歳の男について、岡山地検は7日、自動車運転過失致死傷罪で起訴した。
7月下旬、広島県広島市西区内で、パトカーの追跡を受けていたクルマが別のパトカーと衝突。弾みで路外に逸脱して自転車に乗っていた女性をはねて死亡させた22歳の男について、広島地検は8月22日、男を危険運転致死傷などの罪で起訴した。
2011年2月、新潟県津南町内にあるJR飯山線の踏切で、JR東日本の保線担当社員の誘導に従って踏切内に進入した乗用車と、通過中の普通列車が衝突。クルマを運転していた男性が死亡した事件について、新潟地検は14日、元社員2人を業務上過失致死罪で起訴した。
今年5月、千葉県松戸市内で乗用車を暴走させ、歩行者1人を死亡させるとともに、同乗者2人も重傷を負わせた20歳の女について、千葉地検は27日、危険運転致死傷罪で起訴した。事件当時は19歳だったが、家庭裁判所から逆送されていた。
6月上旬、京都府京都市伏見区内で発生した脱法ハーブ摂取と酩酊を原因とする3人負傷の追突事故を起こした33歳の男について、京都地検は6月29日、危険運転致傷罪で起訴した。脱法ハープを原因とするものは大阪の暴走事件に続き、全国で2例目となる。