
罰金払えない…労役場への留置が増加
宇都宮地検は13日、刑事訴訟において罰金刑が確定したにも関わらず、これを支払う能力の無い未納者が急増し、同地検が関与した分だけでも2003年度は未納金額が約3億7000万円に達したことを明らかにした。

捜査放置で時効に…検察官に厳重注意
名古屋地検の検察官が道路交通法違反事件の捜査を放置し、時効を成立させて刑事処分が出来なくなるというミスが生じていたことが12日明らかになった。同地検では「あってはならないミスで、再発防止に向けた取り組みを図りたい」としている。

『セグウェイ』は整備不良…50万円の罰金命令
東京区検察庁は9日、昨年7月にPRを目的に一般公道で『セグウェイ』を走らせたとして、42歳の輸入販売会社経営の男を道路交通法違反(整備不良車両の運転禁止)で略式起訴した。東京簡裁は同日に50万円の罰金支払いを男に命じている。

「ひき逃げしていない」を論破できない…釈放
長野地検諏訪支部は7日、今年3月に諏訪市内でひき逃げ事故を起こしたとして、業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)で逮捕・起訴されていた24歳の女性を処分保留で釈放し、在宅捜査に切り替えたことを明らかにした。

後輪で踏んだ…殺人罪適用
さいたま地検川越支部は7日、埼玉県鶴ヶ島市内の圏央道・圏央鶴ケ島インターチェンジ(IC)の出口車線で人身事故を起こし、54歳の女性を死亡させたトラック運転手の男を殺人と道路交通法違反の罪で同日までに起訴していたことを明らかにした。

証拠は別人…DNAが警察の主張を否定
神奈川県横浜市内で1997年7月に衝突事故を起こした男性が「酔って寝ているだけ」と、警察官に放置された結果、死亡したという事件について、横浜地検は3日、男性の遺体の一部とされてきた臓器片が別人のものだったことを明らかにした。

予測不能…52人死傷事故の発端となった男性、不起訴
神戸地検は3月31日、2002年7月に兵庫県淡路町内の神戸淡路鳴門自動車道で発生し、52人が死傷した多重衝突事故について、事故の発端となったエンジン故障を起こした大型トラックを運転していた45歳の男性を嫌疑不十分で不起訴処分にした。

スリップしやすいことを承知…危険運転致死罪
旭川地検は26日、雨でクルマが滑りやすい状況だと理解していたにも関わらず、猛スピードでカーブに突入するという無謀な運転を行い、同乗していた友人を死亡させた20歳の男(事故当時は19歳の少年)を危険運転致死罪で起訴したことを明らかにした。

西部警察ロケ事故、プロダクション専務を略式起訴
名古屋地検は25日、昨年8月に名古屋市港区内で発生したテレビ朝日系のドラマ『西部警察2003』ロケ中の事故で、ロケ現場の総責任者だった68歳のプロダクション専務を業務上過失致傷罪で略式起訴した。「

義足を直していただけとは認めず
福岡地検は22日、女子高校生が多数乗車していた路線バスの車内で下半身を露出するなど、わいせつな行為を行ったとして43歳の男を公然わいせつ罪で起訴した。男は「義足の調整をしていただけ」として、罪状を全面的に否認している。