
暴走族メンバーを不法拘置、検事を処分
水戸地検は21日、昨年5月に道路交通法違反(共同危険行為)容疑で逮捕・拘留した19歳少年の拘置期限を誤り、裁判所が認めた期間を3日間もオーバーする形で違法に拘束するミスが生じていたことを明らかにした。

冷静な回避操作ではなく、実は慌てて操作か
熊本検察審査会は20日、2002年3月に熊本県熊本市内で発生した交通事故について、検察が「事故回避のためにハンドル操作を行った」としていた24歳の男に対し、検察の不起訴判断を不当(不起訴不当)とする議決を14日に行ったことを明らかにした。

合鍵で捜査車両を乗り逃げ……検察は寛大な判断
横浜地検横須賀支部は13日、酒に酔った状態で神奈川県警・浦賀署の捜査車両に自分のクルマのカギを使って乗り込み、そのまま乗り逃げした32歳の男性を同日までに起訴猶予処分としたことを明らかにした。

車上荒らし犯の殺意証明に再現ビデオ
2001年12月、兵庫県姫路市内で車上荒らしの現場を発見し、逃走を制止しようとした当時26歳の男性をクルマではね、死亡させたとして強盗殺人罪に問われた32歳の男に対する公判で、検察側が事件の再現ビデオを証拠として提出し、法廷で上映した。

ちょっと高い罰金---検問突破した酒気帯び運転警官
酒気帯び状態で乗用車を運転し、検問を振り切って逃走した際に物損事故を起こした栃木県警・小山署に所属するの23歳巡査について、宇都宮区検察庁は12日、道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪で略式起訴した。

銃撃は行き過ぎ---警察官を容疑者遺族が告発
今年9月、奈良県大和郡山市で警察車両の包囲をクルマで突破しようとした窃盗犯が2人が警察官に銃撃された事件で、銃弾2発を首に受けて死亡した男の遺族が「発砲は武器の使用範囲を超えた」として、発砲に関わった4人の警察官を奈良地検に告発した。

やらせ暴走のレポーター、道交法では起訴猶予に
ワイドショーの題材として取り上げることを目的に、京都市内の繁華街に集まるギンギン族と呼ばれる改造車集団に暴走を依頼していたフリーランスのレポーターと、暴走を行っていた2人に対し、京都地検は12日までに3人を起訴猶予処分にした。

乗用車側の注意責任はより重い---不起訴不当議決を受けて送検
郡山区検察庁は29日、1998年11月に発生し、当時は嫌疑不十分で不起訴処分となっていた54歳の男について、業務上過失致死の罪で略式起訴した。検察審査会の不起訴不当議決に基づく再捜査で男の過失が明らかになったことによるもの。

ネットで遺族を中傷…加害者に懲役2年を求刑
死亡交通事故の加害者となった28歳の男が、補償交渉中の遺族に腹を立て、インターネット上の掲示板にこの遺族を誹謗中傷したとして名誉毀損の罪に問われていた裁判で、検察側は11日、大阪地裁で開かれた論告求刑公判で懲役2年の実刑判決を求めた。

両陛下の車列妨害は「寝不足の運転ミス」と主張
今年7月、北海道をご訪問されていた天皇・皇后両陛下の車列にクルマで突っ込もうとし、これを阻止しようとした白バイに衝突し、公務執行妨害の罪に問われた35歳の男に対する初公判が8日、旭川地裁で開かれた。