
突然現れる障害物---検察審査会が死亡事故を不起訴不当に
大阪地検は5日、3年前に起きたバイクを運転していた大学生の転倒死亡事故について、検察審査会の行った「不起訴不当」の議決を受け、事故原因となった段差解消プレートを設置した飲食店経営者を道路交通法違反容疑で略式起訴したことを明らかにした。

罰金を納入しないと強制労働!! ---大阪府警が139人に実力行使
大阪府警と大阪地検は1日、道路交通法違反容疑のうち、赤キップを切られて罰金刑が確定しているにもかかわらず、罰金の納付を拒んでいる139人を対象に収監状を取り、6月下旬までに40人を実際に収監していたことを明らかにした。

睡眠薬で夢心地の男を危険運転罪で逮捕---事故は悪夢そのもの
大阪地検は28日、規定量を大幅にオーバーする睡眠薬を服用したままクルマを運転し、衝突事故を起こして相手に全治1カ月の重傷を負わせた38歳の男を危険運転致傷罪で起訴したことを明らかにした。薬物大量服用(オーバードーズ)による同罪適用は2例目。

事故後の飲酒で証拠隠滅は悪質!! ひき逃げ容疑者に危険運転罪適用へ
東京地検は11日、飲酒運転の末にひき逃げ事故を起こし、業務上過失致死罪に問われている37歳の男について、飲酒運転の発覚を遅らせる目的で事故後さらに飲酒を行ったことが悪質と判断して、危険運転致死罪の訴因追加を行ったことを明らかにした。

加害者を擁護する検察官は信用できない---遺族の忌避申し立て、認める
福岡地検は30日、交通死亡事故を担当していた検察官について、「被害者遺族の感情を逆なでするような言動をされ、ショックを受けた」という遺族の「忌避」の申し出を受け、別の検察官と交代させていたことを明らかにした。

他車に迷惑が掛かるという認識=過失と認定---高速道路上での殴りあい
今年1月、高速道路の追い越し車線上に止まっていた大型トレーラーに後続のワゴン車が追突し、乗っていた5人が死傷した事故で、水戸地検は22日、トレーラー運転手と、30歳の自動車販売業男の2人を共に業務上過失致死傷の疑いで起訴した。

【ワールドカップ】これもフーリガン対策!! 期間中は刑事裁判ナシ
札幌地検と札幌地裁は18日、サッカー・ワールドカップの予選期間中にあたる6月1日から10日間、札幌地裁での刑事裁判を行わないという方針を明らかにした。フーリガンが暴動を起こした際、検察官が聴取に動員され、公判維持できない可能性が高いことが理由。

市民の信頼感を損なう行為---違反もみ消しの元署長を起訴
青森区検察庁は10日、元上司である77歳男性が起こした交通違反もみ消しを行ったとして、青森県警金木署の前署長を犯人隠避の罪で起訴したことを明らかにした。もみ消しを依頼した男性も犯人隠避教唆と道路交通法違反(速度超過)の罪で略式起訴されている。

「息子の死と警官の不手際には密接な関係」---地検の判断に遺族猛反発
昨年11月、職務質問を行ってきた群馬県警の捜査員を暴力団組員と誤認し、逃走する際にクルマにはねられて死亡した大学生の遺族が、3月29日に前橋地検が行った群馬県警捜査員に対する不起訴処分を不服とし、検察審査会に不起訴不当の申し立てを4日に行った。

車内で焼酎を飲んでから運転---悪質トラックドライバーを危険運転罪で起訴
長野地検は1日、飲酒運転を行って2名を死傷させた55歳の男を、危険運転致死傷と道路交通法違反(ひき逃げ)の罪で長野地裁松本支部に起訴したことを明らかにした。同罪の適用は長野県内では初めてだという。