
事故直後と捜査段階の証言が異なる---不起訴不当
京都検察審査会は15日、1998年11月に京都府向日市内で発生した軽自動車と原付バイクが関係する交通死亡事故について、京都地検が不起訴にしていた軽自動車の運転手について、不起訴不当とする議決を行ったことを明らかにした。

名鉄バスの無免許運転手を通常起訴
名古屋地検岡崎支部は14日、名古屋鉄道・岡崎統括自動車営業所に所属する路線バスの運転手が無免許運転を行い、それを会社ぐるみで隠蔽しようとした事件で関係者5人を起訴したことを明らかにした。略式ではなく、正式裁判で全容解明を行うという。

ひき逃げ犯に重罰を期待する約9万人……裁判所の判断は?
今年3月、帰宅途中の女子中学生2人を死亡させ、業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の罪に問われていた38歳の男に対する論告求刑公判が25日、宇都宮地裁で開かれた。検察側は「行状は殺人行為に匹敵する」として懲役7年6カ月の実刑判決を求刑した。

中央車線への路上駐車事故、5年後に運転者の過失を認定
吹田区検察庁(吹田区検)は16日、1998年7月に大阪府吹田市内の大阪中央環状線で発生した路上駐車車両への追突事故について、いったんは不起訴とした55歳のトラック運転手を業務上過失致死罪で略式起訴したことを明らかにした。

暴行を事故に偽装していた暴走族5人を家裁送致に
暴走族への加入を拒む16歳の少年に暴行して殺害した上、それを隠すために被害者の友人を脅してバイク事故を偽装させていたとして、宇都宮地検は27日、栃木県佐野市内を拠点に活動する暴走族メンバー5人を傷害致死と恐喝未遂の各容疑で家裁送致した。

時間は短くとも、毎日しているなら悪質---少女の名誉は回復されるか
路上駐車したトラックを避けようと自転車で車道に出た小学生が荷役中のフォークリフトにはねられて死亡した事故について、さいたま検察審査会は車庫法違反容疑で起訴猶予となったトラック運転手の処分を「不当」と議決したことを明らかにした。

多重衝突の発端は1人のドライバーにあり---14台玉突き事故で在宅起訴
昨年3月、山梨県西桂町内の中央自動車道富士吉田線で、野焼きによって生じた煙によって視界を奪われたことで発生し、死傷者14人を出した多重衝突事故で甲府地検は20日、35歳のトラック運転手を業務上過失致死傷罪で在宅起訴したことを明らかにした。

危険運転罪での起訴を見送り---栃木の女子中学生ひき逃げ事件
宇都宮地検は7日、女子中学生2人を飲酒運転の末にひき逃げし、死亡させたことで栃木県警が危険運転致死容疑で送検していた38歳の男について、危険運転罪は構成されないとして業務上過失致死と道路交通法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)で起訴した。

無免許運転で5人を死傷させた少年を危険運転罪で起訴---栃木県では初
宇都宮地検・栃木支部は3日、無免許でクルマを運転して電柱に衝突する事故を起こし、同乗者5人を死傷させた17歳の少年を危険運転致死傷罪で起訴したことを明らかにした。栃木県内で未成年者に対する同罪での公判請求はこれが初のケースとなる。

職務中の速度超過事故は悪質---現職警察官へ初の危険運転罪適用
交替時間に遅刻しそうになったため、制限40km/hの市道を110km/hで走行中、運転を誤ってカーブを逸脱して対向車と衝突し、運転していた男性を死亡させた静岡県警の現職警官について静岡地検浜松支部は12日、危険運転致死罪を適用したことを明らかにした。