職務中の速度超過事故は悪質---現職警察官へ初の危険運転罪適用

交替時間に遅刻しそうになったため、制限40km/hの市道を110km/hで走行中、運転を誤ってカーブを逸脱して対向車と衝突し、運転していた男性を死亡させた静岡県警の現職警官について静岡地検浜松支部は12日、危険運転致死罪を適用したことを明らかにした。

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静岡地検浜松支部は12日、交替時間に遅刻しそうになったことを理由に制限40km/hの市道を110km/hで走行中、運転を誤ってカーブを逸脱して対向車と衝突し、運転していた男性を死亡させた静岡県警の現職警察官について、業務上過失致死ではなく、危険運転致死罪を適用して起訴したことを明らかにした。現職の警察官に危険運転罪が適用されたのは今回が初めて。

事故は2月20日の午後に発生した。当直勤務の交替時間に遅れそうになったため、自分の勤務する交番から14km離れた掛川署に戻ろうとしていた同署・地域課に所属する20歳の巡査が運転を誤ってカーブを逸脱。対向してきた軽自動車に正面衝突した。この事故で軽自動車を運転していた62歳の男性が即死した。警察の調べで、この巡査は事故当時、制限速度の40km/hを大幅に超える110km/hで走行していたことがわかり、業務上過失致死の現行犯で逮捕された。

巡査は取り調べに対して「当直時間の交替に遅れそうになり、急いでいた」と供述。検察でも慎重な捜査を続けてきたが、警察官という職務、そして勤務中の事故ということを考慮するなら、70km/hの制限速度超過は「極めて悪質である」という結論に達し、業務上過失致死ではなく、危険運転致死罪で起訴することを決めた。

この巡査へ対する警察内部の処分はまだ決定しておらず、退職もしていないことから身分は現在も警察官のままとなっている。現職の警察官が危険運転罪で起訴されるのは今回が初めてのケースで、警察がどのような処分を科すのかも注目される。
《石田真一》

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