2002年9月、愛知県名古屋市緑区内の私立保育園で、屋上に設置された駐車場から運転を誤った乗用車が転落し、園児1人が死亡した事件について、名古屋第一検察審査会は25日、この保育園を運営する法人の理事長と当時の園長の不起訴不当を議決した。
昨年5月に兵庫県宝塚市内で発生した飲酒運転起因の死亡事故について、伊丹検察審査会は25日、事故を起こした運転者に酒を勧め、飲酒運転を容認する発言を行った上司と同僚4人について「道路交通法違反の罪での起訴相当」とする議決を行った。
今年9月、神奈川県海老名市内で発生した死亡ひき逃げ事件について、検察庁・横浜区検は19日、運転者に対して酒類の提供を行ったスナック店で店長を務める22歳の男を道路交通法違反(飲酒運転幇助)の罪で略式起訴した。
検察庁・神戸地検姫路支部は10日、9月9日に兵庫県姫路市内で飲酒運転を原因とする死亡事故を起こした男を危険運転致死傷罪で起訴した。業務上過失で逮捕されていたが、泥酔状態での事故だったこともあり、悪質な行為と判断したという。
検察庁・大分地検は4日、アルコール検知から逃れるための重ね飲みを行った45歳の男を窃盗と道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪で起訴した。男は重ね飲みについても容疑事実を大筋で認めているという。
今月3日、和歌山県岩出市内のガソリンスタンドに乗用車が突っ込み、2人が死傷した事故について、検察庁・和歌山地検は22日、泥酔状態でクルマを運転していた62歳の男を危険運転致死傷罪で起訴した。
検察庁・横浜区検は11日、無料通行宣言書を料金所の係員に投げつけ、高速道路の通行料金を支払わずに料金所を突破した36歳の男を道路整備特別措置法違反(不正通行)の罪で略式起訴した。裁判所は罰金100万円の略式命令を出した。
静岡県浜松市内の市道で、飲酒検問を振り切って逃走中に赤信号を無視して交差点に進入し、出会い頭衝突の事故を起こして3人を死傷させた35歳の男について、検察庁・静岡地検浜松支部は21日、この男を危険運転致死傷などの罪で起訴した。
検察庁・山形地検は4日、7月上旬に山形県南陽市内で故意による追突事故を起こし、2人を死亡させた28歳の女について、刑事責任能力の有無を判断するための精神鑑定を実施することを決定した。
検察庁・長野地検松本支部は7月28日、長野県下諏訪町や諏訪市内で駐車中のクルマや建造物への放火を繰り返したとして、諏訪市内に在住する20歳の女を建造物等以外放火の罪で起訴した。女の余罪に関する警察や検察の捜査は今も継続されている。
検察庁・千葉地検は16日、今年4月に千葉県柏市内で泥酔状態のままクルマを運転し、自転車で帰宅していた高校生を次々にはねて重傷を負わせた42歳の男について、「未必の故意」があったとみなし、殺人未遂と危険運転致傷、道路交通法違反の罪で起訴した。
昨年12月、愛知県名古屋市東区内の国道41号で、当て逃げ車の逃走を阻止しようとした男性が死亡した事件について、検察庁・名古屋地検は10日、路上に倒れていたこの男性をクルマで偶然はねて致命傷を負わせたとされる52歳の男性を不起訴処分とした。
原付バイクへ故意に幅寄せし、転倒事故を誘発させたとして、検察庁・大阪地検は21日、クルマを運転していた23歳の男を危険運転致傷と道路交通法違反の罪で起訴した。当初はこれを煽った同乗者も同罪で起訴する予定だったが、起訴猶予となった。
静岡県浜松市内で3月中旬、泥酔運転が要因となる死亡ひき逃げ事故を起こした53歳の男について、検察庁・静岡地検浜松支部は10日、危険運転致死や道路交通法違反(酒酔い運転、ひき逃げ)の罪で起訴した。
検察庁・静岡地検浜松支部は3月30日、正面衝突事故を起こして妊婦にケガを負わせ、胎児を死亡させたブラジル国籍を持つ30歳の男を業務上過失致死傷罪で起訴した。胎児は刑法上の人格権は無いが、緊急出産後に死亡したことから人とみなしている。