
不起訴不当議決の出た3年前の事故、略式起訴へ
2005年11月に熊本県熊本市内で発生した交通死亡事故について、熊本地検は16日、25歳の男を業務上過失致死罪で熊本簡裁に略式起訴した。昨年7月に熊本検察審査会によって不起訴不当の議決がなされており、これを受けて再捜査していた。

異例となる3回の不起訴不当となった事件、検察は動かず
2002年12月に岡山県岡山市内で発生した死亡交通事故について、岡山地検は20日、業務上過失致死で検察審査会が不起訴不当を議決した23歳の容疑者(事件当時18歳)について、嫌疑不十分を理由として4回目の不起訴処分を決めた。

漫然と進行したことが過失 不起訴不当を議決
昨年12月に茨城県潮来市内で発生した貨物車と原付バイクの出会い頭事故について、土浦検察審査会は17日、乗用車を運転していた71歳の男性に対する不起訴処分を不当とする議決を行った。原付バイクを目視した段階で回避を行うことができたと判断した。

例の無い、同一案件で3回の不起訴不当議決 検察はどう動く
2002年12月に岡山県岡山市内で発生した死亡交通事故について、岡山検察審査会は13日までに不起訴不当の議決を行った。この事故で不起訴不当の議決が出るのは今回が3回目。同一案件で3回の不起訴不当議決は過去にあまり例がないという。

検問突破後の逆走に危険運転罪を適用
今年1月、広島県廿日市市内の国道2号で逆走起因の事故を起こし、順走車を運転していた男性に重傷を負わせた33歳の男について、検察庁・広島地検は21日、危険運転致傷と道路交通法違反の罪で起訴した。逆走を故意によるものと判断している。

中央道17台衝突、書類送検された全員が不起訴
昨年9月に長野県阿智村内の中央自動車道下り線で発生し、16人の死傷者を出した多重衝突事故について、検察庁・長野地検飯田支部は23日、書類送検されていた運転者13人全員を不起訴処分とした。

公判で偽証を行った男ら逮捕、裁判員制度導入を前に検察が厳しい判断
速度超過違反に問われた男が、自分に有利な証言を出廷した証人に依頼していたとして、検察庁・神戸地検は27日までに31歳の男(道路交通法違反の罪で公判中)を偽証教唆容疑で。実際に証言を行った40歳の男を偽証容疑で逮捕した。

運転者に飲酒運転の可能性あり---死亡事故で不起訴不当を議決
2005年11月に熊本県熊本市内で発生した交通死亡事故について、熊本検察審査会は17日、事故を起こしたものの不起訴処分となった25歳の男性について「不起訴不当」とする議決を行った。飲酒運転の可能性がありながら、捜査段階で追及しなかったという。

尼崎のひき逃げ+タクシー衝突事件、泥酔運転の男を起訴
今年6月、兵庫県尼崎市内の県道を蛇行状態で走行してきたワゴン車に歩行者がはねられ、さらにはタクシーと衝突して3人が死亡した事故について神戸地検尼崎支部は13日、このワゴン車を泥酔状態で運転していた50歳の男を危険運転致死などの罪で起訴した。

福岡RV幼児3人死亡事故の被告、300万円で保釈
検察庁・福岡地検は20日、昨年8月に福岡県福岡市東区内でRVへの追突事故を起こし、幼児3人を死亡させたとして危険運転致死などの罪に問われている22歳の男の保釈を決定した。保釈保証金は300万円だという。