「大阪地検にバスを突っ込ませる」と脅迫した男を逮捕

自動車 社会 社会

大阪府警は12日、検察庁・大阪地検に対して「バスを乗っ取って、地検の建物に突っ込ませる」などと脅迫する電話を約2か月に渡って掛け続け、地検の業務を妨害したとして、66歳の男を威力業務妨害容疑で逮捕した。

大阪府警・捜査1課によると、逮捕された男は今年10月から12月上旬に掛けての間、大阪地検に対して十数回に渡って電話を掛け、警備を強化させるなどして地検の業務を妨害した疑いがもたれている。

男は今年5月、JR西日本に対して「大阪府寝屋川市付近で新幹線を吹っ飛ばしてやる」などと脅迫電話を掛け、犯行を予告していた寝屋川市内にて威力業務妨害容疑で逮捕された。後に同罪で起訴され、今年9月に執行猶予判決が下った。

判決直後から男は地検に電話を掛け、自分の名前を名乗った上で「検事を出せ」と要求。これが聞き入れられないと次第に要求がエスカレートし、最終的には「バスを乗っ取り、地検の建物に突っ込ませる」などと、バスジャック犯行もほのめかすようになった。

このため、地検は警備を強化するとともに、警察に被害届を提出。これを受けた捜査員は愛知県春日井市内に潜伏していた男を発見し、逮捕したという。潜伏先は通話記録から判明していたようだ。

調べに対して男は容疑を大筋で認めており、「警察に恨みがあった」、「脅せば警察が出てくると思った」などと供述しているという。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集