今回発表された『CN-HDX300』は、ハードディスク内蔵型カーナビとしては最も小さいサイズを実現している。これまで機能ごとに分散していたチップを1枚に凝縮するなど。基板構造を単純化することによって小型化に成功した。
今回発表された秋冬モデルのうち、最も特徴的なのは2DINサイズのワンボディナビゲーション『INE-W099』だろう。アルパインがこれまでに蓄積してきた技術を凝縮した自慢の一品だ。
パナソニック(松下通信工業)は3日、業界初の、ナビ本体/モニター/TVチューナーを一体化した、オンダッシュ装着タイプHDDナビ『youナビ・CN-HDX300D』を発表、11月1日から販売する。希望小売価格は17万8000円、月産1万台を計画。
アルパインは1日、カーナビ、カーオーディオの秋冬モデルを発表した。カーオーディオ/TV/DVDカーナビ一体型モデル『INE-W099』、独創的な大型フェイスを装備したCDヘッドユニット『CDA-7897J』、スピーカー『DDリニアシリーズ』11機種。10月中旬以降、順次発売される。
ORSE(道路システム高度化推進機構)では、前月末現在のETCセットアップ状況を発表した。それによると、9月の1カ月間で3万5239台がセットアップを行い、累計で47万3545台となった。
VICSセンターではカーナビとVICSユニットの出荷台数を発表した。それによると、カーナビの出荷台数は2002年8月末現在で999万台。また、VICSユニットは2002年6月末現在で498万台。
秋冬モデルとして発表されたカーナビの両機種には、ハードディスク内に約2GBのユーザーエリアが用意されている。自分のパソコンで作ったMP3形式の音楽ファイルをメモリースティックを介し、カーナビ本体へ移動させて使うことができる。
トヨタ自動車は、トヨタ純正ナビゲーションのCDタイプ(一部機種を除く)、DVDタイプについて、2002年度更新版地図ソフトを10月1日より発売した(一部商品は10月31日より発売)。今回の目玉は、その価格を従来の約半分にまで引き下げたこと。
1DINタイプでインダッシュモニターを採用する『HDX-700』には、「Zactionmecha(ザクションメカ)」という新しい機構が採用されている。モニターを立ち上げるアクションを改める理由、それは搭載可能車を増やすためだけではなかった。
今回発表された秋冬モデルのナビのうち、『HDZ-2570iTS』には、異常監視・位置情報把握システムの『ココセコム』を連動させる機能が搭載された。面倒なセキュリティシステムのコントロールをユーザーから切り離すことが目的のようだ。